福岡県福岡市
ギャラリーモリタは福岡市内にある文化スポット「けやき通り」に1991年にオープンしました。 これまで、企画展のみにとどまらずトークイベントや音楽ライブ、パフォーマンスなどさまざまな試みを数多く開催し、総合芸術を展開するとともに、緊張感溢れる刺激的な空間を創出してきました。
ギャラリー内の活動だけでなく、美術館での企画、地域の文化イベントなども積極的に行なってきました。 主な活動に1999年福岡アジア美術館オープニング企画「オンバク・ヒタム」、2000年福岡市美術館、三菱地所アルティアムとの共同開催「FUKUOKA ART PUROJECT」などがあります。 さらに、2015年より福岡初のアートフェア「ART FAIR ASIA FUKUOKA」を立ち上げ、引き続き運営に携わっています。
同じ時代を生きるアーティストや作品を独自の視点で発掘し紹介しています。近年、めまぐるしい活躍を国内外で展開するSeason Lao、三津木晶などの若手作家を紹介し、評価を得ています。さらに吉田重信、高島進、平松宇造などを国内外に向けて積極的に紹介しています。 一方、1950、60年代に起きた前衛芸術活動にもフォーカスをしています。世界的に大きな評価を得た日本の「具体」「もの派」はあまりにも有名です。ほぼ同時期に「九州派」「集団蜘蛛」といった日本の地域ムーヴメントがあります。国境を越えてみると、台湾には「東方画会」「五月画会」「中國現代版画会」といった素晴らしい活動が起こりました。私たちはそうした芸術の面白さや深さ、そして世界と共有する喜びを一人でも多くの方々に伝えていきたいと心がけています。
ギャラリーでは作品と鑑賞する人々との間に生まれる空気のようなものを大切にしています。 作品と対峙することにより新しい価値観が生まれ、意識が変わり、そして表情が輝いてくる、そんな人々をたくさん見続けてきました。 そして、これからもそうありたいと願っています。
map