日本画家・造形作家として活動している中田晋一さん。独立行政法人造幣局が開催する「国際コイン・デザイン・コンペティション2020」では、最優秀賞を受賞。受賞作品は『危機の終息から希望の未来へ』。同賞の受賞は2010年に引き続き2回目で、二度の受賞はアジア人初という快挙だ。
中田さんの一番古い記憶は、自宅の壁にクレヨンで逆さまの顔を描いたこと。それを見た母親は怒ることなく、「顔描いたんだ」と嬉しそうに言ったという。あの時叱られなかったことで、中田さんの絵画への思いは潰えることなく、物心ついてからずっと絵を描くようになった。
「小学4年生の時に日本画家・星野眞吾先生の絵画教室に通い始めました。当時は水彩画や粘土で作品をつくっていたのですが、『大きくなっても絵を描くのが好きならアトリエに習いにおいで』と誘われたんです。大学進学を考えた際に星野先生の元で日本画を習い、日本画科に進むことを決めました。日本画は岩絵具を使うのですが、色がとてもきれいなんですよ。しかも同じ色でも粒子の大きさが1番から13番まであり、どれを使うかで色が違ってきます。組み合わせ次第で表現が変わってくるので、飽きませんね。ずっと考えながらつくるのが、とても楽しいです。」
最近では「光」をテーマに作品を制作している。迫力のある手筒花火や繊細な線香花火など、中田さんが描く花火は多彩な表情を見せる。建物や人物と組み合わさった花火の絵は、物語性を感じさせる。なぜ光をテーマに選んだのだろうか。
「光の生命力や美しさを人に届けたい、と考えています。私が生まれた愛知県豊橋市は手筒花火の発祥地と言われています。神社に奉納される手筒花火を、私は子供の頃から見ていました。花火には止まっている瞬間がありません。短い時間に開いて消えていきます。絵も一瞬ですが、時間をそこに込められたらと思って制作しています。」
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