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Statement
ここで描かれた植物達は普段の人間生活の環境内ですぐそばに生息している、人間社会とコミュニケーションのある、生活環境音などの聞こえる場所に生息している植物達だ。
二十代半ばからの絵画制作時の私のテーマは「生」だ。有機の毛の生えた美しさだ。自然界(地球、植物、鉱物)の「生」であって、人間や動物の直接的な生ではない。目で見えないエネルギーや波動、振動をこれといって定義できない不確定な視感覚を使って記憶の中から呼び起こす。
制作時、私が神であり宇宙であると同時に絶対的な決定権を持っていない事を知る。素、エッセンスになる。ただ、それ。祈りに近いし、似ている。それが限りなく愛であり、深い愛と共にあって欲しいと願う。完全なる自由は受け入れる事でもある。原始の素でいられる自由、強さと崩れやすさ、根底に流れる愛。相反する力の均衡が最大の効力を発揮する。均衡を失うと退屈へと向かう。健全な生として輝く時は完璧な安全圏に居る時ではない。
自然の大きさ、強さ、知恵、優しさに感動する。自然との対話。自分との対話。経験はいつも新しい気付きがある。目の前の自然と対話しながら常に新しい時を体験し、気付き、懐かしさに感慨深くなり、遠い記憶に瞼温まり、自分を奮い立たせ、勇気を持ってこの瞬間に向き合う。そして祈りをのせて生きる。繰り返し、繰り返し。その繰り返しで結晶となる。
光があるから陰ができ、闇の中に何か見えるから刺激され、宇宙が見える。想像。
ありきたりの技術でない、一会の出来事、神聖なもの、奇跡の美しさ。
機械でない生き物でしか持ちえない感覚を持ってでしか生まれえない奇跡。美、魅、癒。
発展や成長ができる生きもの達は奇跡を起こし続けている。自然や動物の持っているこの「生」というエネルギーを私達も細胞の中に太古の記憶として持っている。
石井貴子|Ishii Takako
・ 作品についてのお問い合わせはこちら
・ 作家へのメッセージ・感想はこちら
二十代半ばからの絵画制作時の私のテーマは「生」だ。有機の毛の生えた美しさだ。自然界(地球、植物、鉱物)の「生」であって、人間や動物の直接的な生ではない。目で見えないエネルギーや波動、振動をこれといって定義できない不確定な視感覚を使って記憶の中から呼び起こす。
制作時、私が神であり宇宙であると同時に絶対的な決定権を持っていない事を知る。素、エッセンスになる。ただ、それ。祈りに近いし、似ている。それが限りなく愛であり、深い愛と共にあって欲しいと願う。完全なる自由は受け入れる事でもある。原始の素でいられる自由、強さと崩れやすさ、根底に流れる愛。相反する力の均衡が最大の効力を発揮する。均衡を失うと退屈へと向かう。健全な生として輝く時は完璧な安全圏に居る時ではない。
自然の大きさ、強さ、知恵、優しさに感動する。自然との対話。自分との対話。経験はいつも新しい気付きがある。目の前の自然と対話しながら常に新しい時を体験し、気付き、懐かしさに感慨深くなり、遠い記憶に瞼温まり、自分を奮い立たせ、勇気を持ってこの瞬間に向き合う。そして祈りをのせて生きる。繰り返し、繰り返し。その繰り返しで結晶となる。
光があるから陰ができ、闇の中に何か見えるから刺激され、宇宙が見える。想像。
ありきたりの技術でない、一会の出来事、神聖なもの、奇跡の美しさ。
機械でない生き物でしか持ちえない感覚を持ってでしか生まれえない奇跡。美、魅、癒。
発展や成長ができる生きもの達は奇跡を起こし続けている。自然や動物の持っているこの「生」というエネルギーを私達も細胞の中に太古の記憶として持っている。
石井貴子|Ishii Takako
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