銀河や星雲を曼荼羅で表現するとき、私はそれを『宇宙の風景画』のように感じます。

宇宙を観測するときに、同じ天体を可視光線だけでなく、赤外線、紫外線、電波、エックス線などの様々な波長の電磁波で観測することを『多波長観測』と呼びます。

この作品は実在する銀河を、ハッブル宇宙望遠鏡とウェッブ宇宙望遠鏡で撮影したものを多波長観測し、合成した写真をモチーフにしました。

ひとつのものを違う波長で見る。
ひとつのものを違う波長で感じる。

そして様々な波長を重ねる。

そうすると、ずっと前からそこにあったのに見えなかったもの、感じることができなかったものが表出することがあります。

心震える美しいものや、ワクワクドキドキの冒険も、足元に落ちているかもしれない。
そんな想いをモチーフに重ねて風景画として描きました。

※2023年9月、物理学者の方が運営するFacebookグループの『幾何学からインスパイアされたアートワーク、アーティストはいますか？』というスレッドにこの作品をアップしたところ、Facebookから『ライジング・ファンバッジ』というものを頂きました。そして数週間、スレッド内でトップ画像として固定してもらった2点のうちのひとつです。

｜素材｜
布張りキャンバス、アクリル絵の具

｜キーワード｜
#風景画　#スタイリッシュ・クール・かっこいい　#星・宇宙　#自然　#茶色｜ブラウン　#青｜ブルー