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Interview: 村上かつみ

大好きなお酒や人を切り絵の世界で表現しています。

 
 

簡単に自己紹介をお願い致します。

 

仙台市生まれ。武蔵美卒業後2年間デザイン室勤務。その後、フリーランス イラストレータとして出版関係のブックジャケット、挿絵等のイラストレー ション制作を中心に活動。現在テーマごとに個展中心にて作品発表。
 

       

 

切り絵をはじめたきっかけは?

 
ペン画着色、アクリル画中心だったが、ある日実験的に切り絵イラストを納品したところ抵抗なく流れ。その後、少しづつ増えていった。 
 

制作に疲れた時はどのようにリフレッシュしていますか?

 
酒を飲んで話をする。 
 

校長と画家の両立大変だったことはありますか?

 
ありません。
 
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村上さんは、物を創り表現する世界に飛びこもうとしている学生をサポートする専門学校 nichide の校長も務められています!

 

これまで最も苦しかった事は何ですか? 

 
イラストの仕事が長くなかった事。
 

作品を作る上で、大切にしている感情はありますか?

 
無理やり制作を続けない事。
 

絵を描くヒントを得るために何かしていることはありますか? 

 
人と常に接し、旅をし、酒を楽しく飲む事。
 

今までの作品で最も「自分らしい!」と思う作品があれば教えてください。

 

 
新聞で連載したアイルランドを飲み歩いたイラストエッセイ「愛蘭土ほろ酔いパブ紀行」の中のイラスト。偕成社のアガサ・クリスティシリーズの作品。尾形亀之助詩集にイラストを対峙させたシリーズ「黄色い雨が降りそそぐ」。別役実童話集にイラストを対峙させた作品。好きなテーマを追求する作業は心から楽しく、苦しく充実感がある。 
 
 
 
 

 

これからどんなことに挑戦していきたいですか?

 
文学作品をテーマにした制作。ライフワークでもある「酒場」の世界。
 
 
 


 

  村上かつみ  

 
文学との関わりを持った世界を絵画化したい。
▼略歴
1946年   仙台市生まれ。
1969年   出版関係のイラストレーション制作を中心に活動を始める。
1975年   第1回個展 中央公論画廊
2012年   村上かつみ・武田こうじ「ふたりの雨」展
2018年   第13回個展 藤崎百貨店美術ギャラリー
 
and more…

 
▼イラスト集出版
WANTED THE SUN
別役実童話より「TRUST ONES STAR」
尾形亀之助詩集より「黄色い雨が降りそそぐ」
愛蘭土ほろ酔いパブ紀行(第19回 日本自費出版文化賞特別賞受賞)

 
 

 
▼現在
宮城県芸術協会会員
新現美術協会会員
東北イラストレーターズクラブ会員
専門学校日本デザイナー芸術学院 校長
日本自費出版文化賞選考委員

イラストレーターとして出版関係で、ブックジャケット・挿し絵などを多数制作してきました。現在は個展での作品発表を中心に活動しております。