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岡本慈子Web個展
漂う — between West and East —

私の作品は、偶然に生まれる要素と頭で作為的に作る部分で出来ていて、どちらが欠けても完成しません。また日本的な美意識を取り入れながらも、西洋の現代アートに大きな影響を受けています。自分でも気づかないさまざまな要素がブレンドされて、その豆を挽いてできたのが私のアート作品でしょうか。
 
小さな頃和歌山の実家で育ち、庭の桜や琵琶の木、祖母の着物の模様などから得た色彩感覚、また20代から世界の様々な土地で暮らし触れてきた文化や生活、人々の考え方、それら全てが私の創作に影響を与えてきました。
 
感性と理性、西洋と東洋、意識と無意識、そうした二つの要素の間を漂流しながら、微妙なバランスを保ちつつ、時には遊び心にくすっと笑ってもらえたり、表現のどこかに人の温もりを感じてもらえるような作品創りを心がけています。
 
岡本慈子|Okamoto Yasuko
 
日本の大学を卒業後、留学先のアメリカで現代アート鑑賞に興味を持つ。帰国後絵画専門輸入会社に就職、数年後、絵のディーラーを目指して留学したフランスで、進路変更しアートスクールに通うことになる。
その後フランスで知り合った台湾人と結婚。夫が外交関係に勤務のため、イタリア、セネガル、フランス、台湾と転々としながら、イラストや絵画活動を継続。2011年に三度めに滞在したパリで、絵の制作活動に専心、二度の個展を開催したほか、サロンドートンヌに二年連続出展。
2017年年台湾に戻ってから、成人向けの透明水彩教室とクリエイティブアート教室を開催しながら、多くの個展、グループ展に参加。
2019年には、東京で個展、現代美術グループ展にも参加したほか、現代音楽作曲家とのコラボや中国語の詩人、書家など、他分野のアーティストとも刺激を与え合う機会も増えた。
現在、南仏でアートショーや個展で活動中。

会場
日本橋Art.jp
会期
2023.09.01 ~ 2023.09.15

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