2024.04.16 ~ 2024.04.30
ペン画と聞いて、どんな絵を想像するでしょうか。
輪郭線が織りなす緻密な絵だったり、
細かいタッチのリアルな絵だったり、
1本の線から生まれる世界は可能性に満ちています。
私がペン画を始めたのは中学校3年生のときでした。
ちばてつや先生のような画風の漫画家になろうと思ったのがきっかけです。
その後、ペン画の鬼才といわれた「椛島勝一ペン画集」に感動し、
ペン画に専念しようと決心しました。
以来、水彩画や油絵の多彩な表現に負けない
「新ペン画」の完成を目指して日々試行錯誤しています。
通常のペン画の枠を飛び越え、白インクで描いたり、透明水彩絵具で着色したり、
カラーインクで色彩表現したり。
多様な作品種別の展覧会の中で、日本では「文部大臣奨励賞」、
フランスでは「ブロンズ賞」や特別賞を頂きました。
油絵や水彩画が中心の国際展の中で、ペン画で受賞したのは意外でもあり、
そして大変光栄なことでした。
詳細かつ大胆に描かれた外山昇のペン画世界をご堪能下さい。
外山昇
● 外山昇|Sotoyama Noboru
【略歴】
1952年
・広島県尾道市生まれ
1976年
・横浜有隣堂ギャラリーにて初個展
1978年
・日本デザイナー学院(横浜校2部)入学
1979年
・日本デザイナー学院卒業
1982年
・銀座フタバ画廊にて個展
1987年
・第13回ブロードウェイ新人賞展入選(銀座)
1989年
・神奈川県美術家協会賞受賞
1990年
・第14回ロータリアン賞候補洋画作家展(横浜)佳作
1991年
・第17回国際現代美術家協会(都立美術館)都知事賞
1992年
・第2回広島の美術(広島市現代美術館)佳作賞
2000年
・第26回国際現代美術家協会展文部大臣奨励賞受賞
2012年
・SNBA(パリ:カルーゼルデュルーブル)ブロンズ賞
2017年
・個展(銀座アートホール)
2018年
・SNBA(パリ:カルーゼルデュルーブル)シャルルコッテ賞
※賞履歴は抜粋です。
【現在】
パリSNBA正会員 国際現代美術家協会代表理事・文部科学大臣賞選考委員 国際現代美術家協会広島支部長