日本文化を継承するアート販売Webメディア

【日本橋アートブログ】アートが人に与える影響・効果について!(実体験・研究結果有り!)


おはようございます、元気があればなんでも出来る!の良さがわかってきた油絵×心像画家の中西宇仁です^^






今回は、アートがもたらす人への影響についてお伝えしていこうと思います^^






機材、食材、日用品等と異なりアートは人が生きていく為には必須ではありません。





が、世の中には実用品だけあれば良いのか?と言われるとそうではありません。





そりゃ、食事をとっていれば生命活動は維持できます。
雨風しのげる場所があれば安全に過ごせます。





それだけでは、知性と感情を持つ人が生きるには辛いです。





生きる、ではなく” 活きる為の手段としてアートは大いに有効である ”、ということについてご紹介します!!





こういう人にオススメ
・生活に充実感をあたえたい
・企業のイメージアップに繋げたい
・その場にいる人が安らげる場を提供したい
・辛くて苦しい、根拠となる改善策を知りたい





など





【アートは、日常生活に溶け込んでいる?】





アートは、人間社会の中でも非現実的ですがどこか人と通じる所がある摩訶不思議な世界です。
はっきりとした役割というものはありませんが人類が壁に描いた時から誕生し現代でも引き継がれています。





長い時を経て存在し続けるアートについて深堀していきますね^^













●アートに対する世間の認識





アートについて、よく聞く事があります。






「アートはわからない、絵の観方がわからない」






など、どのように接するのかがわからないということを聞くことがあります。






旅行、食事、アミューズメント、アウトドアなど多種多様な楽しみや習慣がある中で
アートは、異質な分野として認識されていることも事実。







食材や日用品など人間が生きる為の手段として必ず必要かと言われるとそうでもないです。
食事や水、住む所など生活を維持するうえで最低限必要なものではありません。






では、アートはなぜ存続し続けているのか!?













●普段の生活の中にアートはある





アートには、絵画・彫刻・手芸・映像など様々な表現方法があります。





そのアートを構成する要素とは何があるのか?
それについて触れてみようと思います^^









▼色が伝える効果





は、人間が感じるもので直接的かつ最初に感知する要素です。
人が五感の中で常に使うものがあります。





その使う五感の1つが「 視覚 」です。






料理が運ばれてきたら盛り付けや色合いを見ます。
スーパーへ買い物に行くと野菜・果物・お肉など各コーナーで陳列される素材に合わせた色を使ってレイアウトされています。
信号機では、進める時は「青」・止まる時は「赤」・注意の時は「黄」のようにで、” 行動を促しています ”






オレンジ色を見ると暖かな気持ちになる
黄色を見ると活力が湧いてくるような気持ちになる
水色を見ると爽やかな気持ちになる
緑色を見ると心が安らぐ







など、には対象物の印象を感性にのせて伝える効果があるというわけです!!







▼形が伝える効果





絵画を構成するうえで必要となる要素の一つが「線」です。





とは、「 形を形成する 」為に用いられます。







この線も僕たちの私生活に溶け込み無意識に影響を与えています!







横断歩道や車道に記されている誘導線
洋服をデザインボーダー柄
資料作成などで活用する表
木材などに自然とある木線
建造物を成す形







人が対象物を認識するうえで大きな割合を占めているのがでありその材料が線ですということです!






色と線は、人が好奇心を持って生活を送るうえで必要な要素です♪







人が生命活動を送るだけなら皆、






同じ服装
同じ住まい
同じ食器
同じ携帯電話






でも良いわけです。
実用性があるものがあれば事は足ります。







では、なぜ人の生活には実用性以外のものがあるのか!?






花瓶に刺すお花、アンティーク、屋外を彩るオブジェ、ストラップなど





” 実用性以外のものを人は求めています ”







なぜ、娯楽品(余暇でする遊びや楽しみ方など)が世の中になるのか!?





ということで、僕がアートに触れて体感した事をお話させて頂きますm(_ _)m







【アートに触れて体感したこと】





アートには、人の心や感性を活性化させたり励ましたり穏やかにする
人間の根源である「 心 」栄養剤となる存在です。













●アートに触れる前





僕は、8年以上油絵を描き続けるいますが最初から絵に触れていたわけではありません。





むしろ、趣味や生活に取り入れる気すらありませんでした^^;







昔は、毎日終電帰りで1週間に1度休みがあるかないかの生活を数年送っておりました。





楽しみと言えば仕事終わりに居酒屋で飲むことぐらいでした。





終電帰りの日々を送っている分、自由な時間は限られており何かをやろうという気力も湧きませんでした。







正直、” 活きている ”という実感はなくただ生きているだけの日々。





ま~、駅に立つたびに何度飛び込めば楽になるかと考えていました。













●アートに触れたきっかけ





そんな日々を送っていた中、とある現場で交流が生まれた人がいます。





プライベートの話をする中、その人から「 アートセラピーに参加してみる? 」
とお誘いを受けました。







この人は、副業でセラピー類を生業にしているわけでもセラピストと繋がっているわけでもありません。
日頃、趣味として絵を描いている方です。






セラピーと聞くと治療的なものを連想したのですが「アート」というワードに惹かれたのを今でも覚えています。







「 難しいことはとっぱらってラクに絵を描くんだよ 」







とくに断る理由もなかったので” 息抜き ”として、参加を決めました。





(アートセラピーについては、↓^^
 ・生きるのが辛い人へ!心を軽くする為のお絵かき♪アートセラピーの体験からその後について
 ・【癒し】生きるのに疲れている人へ。心像画家が勧めるアートセラピー♪ )













アートセラピーの内容については、上記の関連記事をご覧頂けたらと思います!!






関連記事に詳細は載せてありますがアートセラピーに参加し、作品作成に触れたことで今まで底に沈んでいた気持ちが楽になる感覚が芽生えました。
また、自分は創作が楽しめる人間なんだ?、と新たな発見にもなりました。






幼少の頃は、気づいたら絵や工作を行っていたのですが社会人になってから特別絵を描きたい、何かを作りたいという気持ちはありませんでした。







自殺願望が湧く生活を送る、人生どん底とも言える日々を送っている中で、”アートに触れた事で活力が湧き上がる”
そんな感覚が芽生えました。













●効果について





アート、特に絵画をひと言で表すなら







「人の感性を具現化したもの」







です。






絵画には、描き手が”美しい、嬉しい、悲しい、怒り、孤独”など良いも悪いも人間が感じている形や存在では現わしにくいものを込めて絵画という形で具現化しています。








いわば、その人が日々なにを感じ・何を尊重しているのか?








楽しい事、嬉しいこと、辛いこと、悲しいこと・・・







にはそれぞれの生き方があり想いがありその分歴史があります。





その歴史が込められたのが絵画という存在です。







同じ人であれば通じるものはあります。





その通じた中で、観る人にどのような心境の影響をもたらすのか?







アートがもたらす効果の根源だと言えます!







この話は、”哲学チック”な要素に入るかと思います。





化学的に、医療的に!と根拠を求めたくなる気持ちもあるかと思います。





もちろん、感性要素だけでなく論理要素も絡めて以降の説明でお伝えします!!





ここまでお読みになられているのであればもうしばらくお付き合いくださいまし^ー^

















【触れた人の感想】





僕の作品を観て、そして絵画を購入頂けました方々が皆共通しておっしゃるのが






「 中西さんの絵には、エネルギーを感じる 」
「 他の絵にはない独自の世界がある 」
「 不思議な気持ちになりました 」 







など、まさに僕が画家として表現したい”心像”が伝わった時は何とも言えないものがあります^^





また、「 色彩豊かで勉強になります 」、と技術面でも評価を頂くことも多くあります。







特に作品をご購入された方は、「 職場 」で飾られるケースが多いです。







「 デスクに置いてパワーをもらっています!! 」
「 店内の雰囲気が良くなった! 」







など、その人の” 生活にプラスした影響 ”を与えられたことに感無量の限りです。








このように絵画は、実用性という表面上ではなく” 人が活きるためのエネルギーを与える ”、という
内面に影響を与える「 パワーアイテム 」のようなものだと僕は思います。








絵画の起源は、石器時代の洞窟で描かれた壁画だと言われています。





その後も陶器に模様や動物、人の絵などが描かれるようになりました。







人類と一番付き合いの長いのが犬ですがそれ以上に身近にあるのが絵でありアートというわけです。





人が ”活きる ”ための” 根源 ”に力を与える存在が絵画でありアートです。




(建築業を生業にしている方)


(飲食店を生業にしている方)



【アートについての研究】





ここまで絵画がもたらす「 効果・実体験・第3者の意見 」を述べましたが
「 科学的根拠 」を知りたいという気持ちもあるかと思います!







アートや美に触れることで脳や人の感情に与える影響については、21世紀前半から研究が進んでいるとされているようです。






その研究から心と脳には複雑な仕組みが関係しているということがわかっているようです。






分野としては、「感性心理学」に部類されており、
アート観賞に関わる心と脳の働きを明らかにする分野です。







アートがもたらす効果は、様々な大学教授などが研究をされているのでその1例をご紹介しますね。





(参考:慶応技術大学文学部教授 川畑秀明氏 知られざるアートの効用)








この話を聞いて、僕も納得したのと「そうだよな~」とそういうものだという所に着地しました。





なので、下記は研究結果(論理)と僕の意見(体験・実績)を交えつつお伝えします。













●研究されたアートの効果





アートは、心と体の健康を高め高齢者や障がい者、心に傷を負っている方など何かしら社会生活に障壁をもつ人たち
社会参加を促すのに有力な方法であると示されつつあります。







「〇〇をやりなさい!、しっかりしなさい!」など他者から強制されたものではなく
”自身から〇〇したい、と思う活力”を呼び覚ますものです。







アート観賞することにより精神疾患や血圧など体調を改善し、幸福感や生活に対する満足度を向上させる効果
期待されています。







「綺麗な景色を見ると心が洗われる」というのと同じですね。







人は、美しいものや動物のように可愛いものなど
”良いもの”、を見ると精神的にケアされ前向きに意識がシフトします。





( 逆もしかりで悪いものばかり見て・聞いていると気持ちが辛くなります。
 戦争、ケンカ、悪口、馬頭などイヤなものを見たり聞いたり受けたりするときっついですよね^^; )
 









感動ものや好きなアニメなど、興味のある映画を観た後の気持ちはどうなりますか?





見る前と見た後だと、”見た後のほうが気持ちがスッキリしませんか?”







美術館やギャラリーでアート作品を観賞した場合、
見る前と見た後では血圧や心拍を低下させることが解明されているようです。
作品のタイプにより効果は異なるようです。
(ホラー映画の場合、緊張感や恐怖感を抱き疲れるのと同じですね)






ポイントなのが作品に対して好きか嫌いはあまり関係がないようです。





「観賞することが重要」で何かしら作品鑑賞をすることにより心身改善がなされていると言われています。








現代社会の中でほとんどの方が抱えられている「ストレス」にも影響を与えています。






美術館や作品の鑑賞後にストレスの感じ方が減少し、「コルチゾール」というストレスと関連するホルモンが減るという研究結果もあるようです。







また、痛覚にも影響を与え痛みが軽減される効果も期待されています。
(僕も毎日終電帰り・1週間に休みが有るか無いかの生活を送っていくうちに腹痛持ちになりました。
が、アートと触れてからは腹痛の頻度は下がりました







僕もこの研究内容を見る前から実感はしており実際に僕の絵を観てくれた方も似たようなご感想を頂いております。
該当する記事もあるので参考にご覧ください^^
「 癒し 」関連ブログ













アートの研究は、数多く取り上げられております。
また、別途科学的な要素を中心として取り上げたいと思います!

















【アート(絵画)の良いところ】





今までの説明でアートがいかに人の深層心理に入り込み調子を整え改善する効果があることをお伝えしました。






他の娯楽品(生きがい、楽しさ等)には無いアートの取り入れやすさ!?についてですが







①常に身近に置ける





アート(絵画・造形・手芸など)は、他の娯楽品(生きがいになるもの)とは異なり身近に置き身近に持つことができます。






絵画の場合なら壁に立てかけるだけで良いです。
絵画が無理でも複製版にして壁に貼る、またはマグカップや携帯電話カバーなど

”プリントできる媒体に加工し使用する”、事も可能です。







アートがもたらす効能の研究と結果が既にあり僕も絵を描き続けて8年以上経ちますが同様の体感と意見を持ちます。
これが嘘なら僕は自分自身に嘘をついていることになるので・・・







いわば、アートとは「パワーアイテム」とも言えます。
しかも、その根拠も研究結果や実体験で既に現れています!!








②空間を活かせる





殺風景な空間に1枚絵を置くと室内の雰囲気はがらっと変わります。

企業なら受付、応接室などに飾られていますね。
企業イメージUP、来客者への印象付け従業員のメンタルケア





病院なら患者さんが待つ待合室
患者さんの不安や恐怖を和らげる





幼稚園や保育園なら当たり前のように子供たちが描いた絵が飾られています。
入るだけで楽しくなりますね^^






など、自分だけでなくその空間に訪れる人の気持ちも変える事ができます!!!





購入費用のように初期費用はかかりますが一度用意すれば半永久的にその場に存在し続けます。
存在し続ける分だけ、その場にいる人達に良い影響を与え続けます。




(下:過ぎ去りし最良 / 上:再燃)



【まとめ】





アートは無用だと位置づける以前に、そもそも”生活の一部”となっている。

負担になることもなくし全体として無意識に影響を与えるのがアートの姿。






人の根本(精神)に影響を与え印象を残すことができる為、
無意識ではなく、” 意識してアートを取り入れる ”ことで自身の安定・向上や
企業のPR、空間の雰囲気に大きなプラス効果を与える
事ができる。







アートが運ぶ効果について、大学や関係機関などで研究が進められ
実際に人に与える効果が結果として表れている







は、良い影響を受け続けると大らかになり余裕が生まれ優しくなると思っています。
社会にいると「こうあらねば・・・」と強制的に自分を抑えがちになります。





抑え続けると人は、人に対し辛くあたってしまいます。








たぶん、みんな心の底では「優しくありたい」という想いがあると思うんですよね。
それを出してしまうと「なんだそれは!?不適切だ!!」と怒られるなんてことも・・・







だから、がもっと素直に居られる為にも根源である「 心 」育む必要があるのだと僕は思います。








僕はそう思う人たちと一緒に、あまり遠くない未来でアートで活力を広げられるような
「アートチーム」を作るのが目標です^^






その為には、アトリエを作り拠点とする。
その為には、画家として生きていく必要があります。







夢の為に、歩んでいきます。





・・・


中西宇仁

作家:中西宇仁 に 戻る