本作品は、使用しなくなった・出来ないけれど残しておきたい、もしくは次の人が使うまで大切にしておきたいアクセサリーを作品の一部として組み込む「Re:Acce」シリーズになります。

使用したアクセサリーは、葉のブローチで欠けが見られました。それをハヤブサの翼に見立て、暑い太陽の元でも悠々と飛ぶ姿に変えました。

額縁の傷は、デザインの一つですので破損ではございません。ご安心くださいませ。

（ボールペン画、ブローチ、原画:ハガキ、額縁:13.3×17.8×3.8）

誰もが一度は目にする三猿。本作品は3枚の連作となっております。

それぞれ目、口、耳に関わる言葉や科学現象をモチーフとして散りばめており、例えば不視の配色は光の三原色を表しております。

また作品小噺として、顔の見えてる範囲は私が車を運転している時、ふと座席のシートに落ちた影を参考にしました。

どんな言葉が隠されているか、是非探してみてください。

（ボールペン画、原画:ハガキ、額縁:40.8×20×2.7）

長野県大鹿村の伝説の大池。そこには池にまつわる伝承があります。

昔、客寄せがある時、その前の晩に池の淵に立って池のヌシに「○人分の膳椀が必要だから貸してください。」と言うと翌朝には、朱塗りの膳椀が人数分揃えて置いてあったとのこと。

しかし、ある時貸していただいたお椀を一つ壊してしまい返せなくなったところ、以降どんなにお願いしても貸してもらえなくなった、というお話です。

池のヌシは、馬とも大蛇とも言われその姿は定かでありませんが、人々の祝いの席を共に祝っていたのだろうと思いました。

この絵にも隠し事が沢山あり、お天気雨を指す言葉や雨に関わる動物の名前、私のサインマークが潜んでます。どうぞ探してみてください。

（ボールペン画、原画:A4、額:太子）