一見すると、不均等に見える漢字の一つ一つがパズルのピースのような役割を果たし、完成した時に、春の夜に喜びの雨を降らせる。漢詩の中に、日本特有の侘び寂びを意識して書いた書です。書ですが絵画的な視点でも見て頂けると幸いです。

少し薄い墨で書いた書です。どんな月かな？

と想像しながら見て頂くと嬉しいです。

湿原に静かに立つ木を見て感銘を受け、

人の心の奥底をイメージして書いた書です。

茶系の緞子（ドンス）柄の色紙に書いた書です。額も同じ色、同じ柄となります。

窓の前で眺めているのは、いつか見た冬の夜に降る小夜時雨。降ったり止んだりを繰り返しながら、音もなく静かなのに、心の中には雨音が響いてくる…

『命』の漢字からインスピレーションを受けて、猫の造形を書にして表現しました。

猫の漢字は『命』からインスピレーションを受けて書きました。どんな猫かな?と想像しながら見て頂くと嬉しいです。

雨が降っていても、心が泣いていても待ってる猫はいつも優しい。そんな猫への愛を墨の濃淡で表現しました。

どんな試練や苦しみも、乗り越えた先には快い青空が広がっている。今、人知れず試練に直面している人や、何かで苦しんでいる人の努力が報われて幸福になれるように、強い願いを込めて書きました。

人の願いを百花に例え、花咲く事を一心に願う。今年叶わなかった願いがあるとしても、来年こそは叶うと信じて。

自分への愛。人への愛。動物への愛。自然への愛。

言葉に出すとなんだか照れ臭い。様々な形の愛が広く伝わる事を願って書きました。

「雪月花」（せつげっか）

雪と月と花。四季の自然美の代表的なものとして、

冬の雪、秋の月、春の花。

四季おりおりのよい眺め。と言う意味。

自然美の美しさ、強さ、優しさを表現しました。

【第12回新春・現代作家小品展2023】出展作品です。

「青山元不動　白雲自去来」

（せいざんもとうごかず　はくうんおのずからきょらいす）

青々とした山は不動。白い雲が去来するとその姿を変え、深みが増すという意。禅語。

『第11回新春・現代作家小品展2022』出展作品です。

絶望や挫折を経験して、打ちのめさせる事もある。綺麗事ではすまさせない事もある。それでも前を向いてまた歩き出す。そんな人間の意地みたいなものをこの書で表現しています。

上天下唯我独尊」

（ てんじょうてんげゆいがどくそん）

天上天下にただひとり。代わるものなし。

加えるものなし。

すべての人の命に等しい価値あり。

この作品を見てくれた方が「心が穏やかになった」と感想を言って下さり、それが本当に嬉しかった。聴く雨優し…聴く雨哀し…

無極と無限。どちらも果てがないという意味が含まれています。混沌とした、先が見えない世の中にあっても、世界の平和が果てなくどこまでも続いて欲しいとの願いを込めて書きました。

薄い墨で書いています。墨の滲みで優しい雰囲気を出しました。

傳は、伝の漢字の旧字体になります。この漢字の最後の点を人の口に見立てると、複数の人の横顔が見えるように書いてます。角度を変えて見てみると違った横顔が見えるかも。漢字1文字で表現したトリックアートです。

春の花と聞いて1番に思い浮かんだのが

れんげ草。

片隅の…一面の…そして記憶の中の…

額装予定です。

額装後の大きさは、縦約30cm×横約40cm×奥行約2cm（6号サイズくらい）になります。

※書