ART制作に関するコンセプト(2015年現在) 花は香り、人は人柄 僕が座右の銘として想い続けている言葉です。 コンセプトと一言でいっても、その実は複雑で簡単には言い表せません。なぜなら、それは僕自身の一人の人生を丸ごと理解するということと同義になるからだと考えるからです。 ですから、大きな視点で見た時のコンセプトとして言えるのは 「花は香り、人は人柄」という言葉になります。これは僕が会社に努め仕事を通じて出会った言葉です。非常に感銘を受け、そのままそれは僕の制作コンセプトとなりました。 人(人生観、人間性・・・人間力)と仕事(様々な仕事、組織づくり、ものづくり・・・財づくり)がコンセプトと言えるかもしれません。 以上を踏まえたうえで、実際に制作する際に肝としている部分を記してみます。 Artとしてのタブローとなると、少なくともそれは自己満足で終わってはいけない。そのもの自体(Art制作、工程、タブロー)に、何らかの意図がなくてはいけないと考える。それはマスターベーションになってしまってはArtでは無い。と考えるからだ。 そして、何かしらの意図に関してはとても流動的だ。 僕の場合は誰かしらに対する想いを形にすることが多い。 具体的には、想いをまず文章に起こす。起こした文章からドローイングを重ねる。ドローイングよりタブローに移行する。 制作では、タブローにするまでの工程を仕事と同義にしているところがある。仕事で言うところの足し算と引き算だ。
【略歴】 ・1977年静岡市生まれ ・常葉学園短期大学美術デザイン科研究生修了 【グループ展】 ・TOKOHA J.C PRINT’s 1998展 版画集(アートカゲヤマ画廊):Fujieda|1998 ・常葉学園短期大学専攻科修了制作展 奨励賞(静岡市民文化会館):Shizuoka|1999 ・THE Booth Exhibition(静岡県立美術館ギャラリー):Shizuoka|1999 ・TOKOHA J.C PRINT’s1999展 版画集(ギャラリー110):Kikugawa|1999 ・STUDIO 225展(ギャラリー110):Kikugawa|2000 ・全国大学版画展(町田国際版画美術館):Yokohama|2000 ・旅する人 LIBRO E MIO Ⅱ(atelier brahma):Shizuoka|2014 ・思考を刷る(ギャラリーパンプキン2、スノドカフェ、emagallery):Yaizu-Shizuoka-Fujieda|2014.06 ・アーティストの足音展(ギャラリーパンプキン2):Yaizu|2014.07 ・アーティストのクリスマス展(emagallery):Fujieda|2014.12 ・「SWITCH」展(アートカゲヤマ画廊):Fujieda|2015 ・Challenge!とりこpart.2 photograph(galleryとりこ):Shizuoka|2015年 ・焼津芸術寄港ARTあんえっとん 実行委員(焼津市商店街):Yaizu|2015.11 ・「間にあるもの」冨山竜一・藁科美穂による2人展 (emagallery):Fujieda|2016.10 ・焼津芸術寄港ARTあんえっとん(焼津駅前商店街):Yaizu|2016 ・カツオてん(Gallery Punpkin):Yaizu|2018.07 ・Kingyo展(ASAGI ARTS):Ginza Tokyo|2019.06 ・焼津カツオSHOWてん2019(焼津駅前商店街):Yaizu|2019.09 ・カツオてん・フラッグてん 2019|焼津駅前商店街|Yaizu|2019.11 ・Panta Rhei – Everything flows|HONGLEE CURATOR|KUNSTMATRIX|ONLINE| 2020.6 ・第10回 すごいぞ!憲法9条 アート&クラフト展|ギャラリーヒュッゲ|Fujieda, JAPAN|2020.8 ・焼津カツオSHOWてん2020!|焼津駅前商店街|Yaizu, JAPAN|2020.10 ・おちゃのじかん|kisshi&bu 岸本挽物|Shimizu, JAPAN|2021.6 ・FOCUS ON COLOUR OF LIFE london|JULY.22-SEPTEMVER.15,2021 Fold Gallery/FITZROVIA/ZARI Gallery | London 【個展】 ・ルナさんの想い出(焼津市文化センター内喫茶パール):Yizu|2013 ・「Gift」Ryuichi Tomiyama Works(emagallery):Fujieda|2014.10 ・He creates rest point.(emagallery):Fujieda|2016.03 ・#casa cube de art.(casa cube & cafe basso):Shizuoka|2016.07 ・The flower 冨山竜一展|OギャラリーUP・S|Ginza Tokyo|2018.01 ・The flower @Kageyama|アートカゲヤマ|Fujieda|2018.08 ・ライオンと花 冨山竜一展|OギャラリーUP・S|Ginza Tokyo|2019.01 ・なみだのイロ 冨山竜一展|OギャラリーUP・S|Ginza Tokyo|2020.01 ・言葉とその先|アートカゲヤマ|Fujieda|2020.03 ・陰鬱な気持ちや葛藤、溜まったモノを吐き出すように叫ぶ(冨山竜一展)|OギャラリーUP・S|Ginza Tokyo|2021.1 ・陰鬱な気持ちや葛藤、溜まったモノを吐き出すように叫ぶ(冨山竜一展)|アートカゲヤマ|Fujieda|2021.3 【受賞】 ・第5回KOREA KOFA GROBAL PAINTINGS&DRAWINGS ART EXHIBITION 特別賞: Korea|2015 ・第2回SEOUL INSA ART FESTIVAL 優秀賞: Korea|2015
「陰鬱な気持ちや葛藤、溜まったモノを吐き出すように叫ぶ202012」冨山竜一
2,530,000円
2022.05.02 ~ 2022.05.08
2021年の個展では、「陰鬱な気持ちや葛藤、溜まったモノを吐き出すように叫ぶ」というタイトルで「叫ぶ」をテーマにしました。 2020年に制作したものがメインで、...
M100号 アクリル キャンバス 年始に言葉を綴ってから以降書いていなかった 書きたくないわけではない 書けないと言うか、言葉にならない。 気づけばあっという間に一年が経とうとしていて、僕はその間、言葉のない絵を描き続けている。 言葉のないまま描いた絵は やっぱり僕の言葉だと思うんだ 地球上に色んな人、種族、生きて言葉を発する生があって 本当、それぞれにしかないような表現もあって 翻訳しきれない壁や理解に苦しむこともある でもいつだって、誰のだって 絵は真っ直ぐに彼に伝わる だから 世界がコロナというたった一つの新しい未知によって混乱が起きているように たった一枚の絵で変えられる何かもあるはずだ 言葉では 今の僕には選べないけど 筆の上には想いを載せることはできるのではないだろうか 思いの数だけ彩を重ねてく 出来るだけ多くの人に伝わるように 薄く薄く重ねてく 出来上がるそれが果たして彼に伝わるのか 実のところはわからないのだけど 選択肢は他にないのだから 言葉にならない言葉を重ねていくんだ せめてカケラでいいから届くようにと 僕は彩を借りて心に張り付いた陰鬱な気持ちや葛藤、溜まったモノを吐き出すように叫ぶ