WORKS作品



















































INTERVIEWインタビュー
恩返しができるようにと
初めて絵を描いてみたときのご縁が......
「長年悩んでいた病気があり、治りたい一方で、もしかしたら"治りたくない"って気持ちがどこかにあるのかなと思い、潜在意識の勉強をし始めました。そこで自分の体を整えるための瞑想にプラスして、瞑想して浮かんでくる景色を絵に描くようになったのがスタートです。初めて絵を描いてみたとき、それをFacebookに投稿するようにすすめられてチャレンジしたんですが、投稿した最初の絵についてまったくお会いしたことのない方から"譲っていただけませんか”というお話をいただいて。こちらも感動して、涙が止まらなくなるという体験をしました。」
おそらく想像を絶するつらいご経験を長くされてきたのであろう中満珠央さん。その低迷期とは打って変わるように、作家としてのスタートはすばらしいご縁つづきだったようだ。インタビューの序盤から、すてきなご経歴やご経験がどんどん飛び出してきて筆者は驚いてしまったが、中満さんの幸運はまだ尽きない。
「ニューヨークから展示の出展のお話もいただきました。コロナシーズンで移動がなかなか厳しいときではありましたが、わたしが体調を克服したい時期でもあったので、海外ギャラリーにもチャレンジしてみました。そんな頃、2020年の12月に地元に龍神様が祀ってある神社へ参拝に行ったところ、突然声が聞こえる体験をしたところから、現在の作風がスタートしています」

あなたを守る存在とお繋ぎするように
「参拝に行った帰り道に、突然、御守りが突然熱くなり、そこから龍神様が現れ、声が頭に響いて聞こえました。自分の絵を描いてほしいと現れてきてくれたんです。不思議とこわいという印象はまったくなくて、すっと入ってきましたね。そのときには、女性の声をしたピンクの龍神様がきてくれました。まだ鱗ではなくてふさふさとした毛が生えていて、お若い様子でした」
そのご経験をもとに、龍神様を描かれるようになったという。しばらくはひっきりなしに会いにきてくださる龍神様を描いており、近頃は"自分を守ってくれている龍神様を描いてほしい"というお客さまからのご依頼を受けるようになったという。不思議なそのご縁について、語っていただいた。
「日にちに個人差はありますが、実際にご依頼をいただいた人のことを頭に置きながら生活していると"多分この人を守っている龍神様だな"という龍神様が来る瞬間が、不思議と必ずあります。そこで言葉でメッセージを受け取ったらメモして残しておいて、絵と一緒にするっていうのを始めました。本人にしかわからない内容も多いんです。なんでこの言葉が出てくるんだろうねっていうのが、本人にはすぐにわかったとか。ご依頼をいただいて、メッセージを受け取ることを繰り返していくうちに、やっぱり間違いないと、これは確かにその人の龍神様からのメッセージだなというのを確信出来るようになりました」

たくさん助けていただいたぶんの、恩返しができたら
「龍神様に見せていただいたものや受け取ったことばなどを作品にしているので、エネルギーはそのまま反映されています。龍神様の"このポーズで描いて欲しい"とおっしゃるお姿を見えるままに描いて、メッセージを伝えています。わたしの描いた龍神様の作品をみてくださったときに言ってくださる感想には、涙が止まらなくなったり、胸が熱くなったり手がじんじんしたりと、エネルギーを受け取ってくださる方が多いようです」
龍神様はわれわれ人間を応援したいという気持ちがとても強く、パワフルで元気溢れる賑やかなキャラクターをされているそう。前向きで明るいエネルギーを受け取って、そのまま作品に反映できるよう心がけていらっしゃるようだ。そこにプラスして、アーティストとしての中満さんのお気持ちも含まれている。
「わたしは体調を崩していた時期に、すごく周りの人に助けられて生きてきたんです。なので描いてお渡しすることで、恩返しをしているような気持ちになっています。感動されることもあり、人の役に立つことができる喜びがありますね。いま大変な思いをされている方には、"いま苦しい思いをしている人も、いつ何のタイミングで変わるかわからない"ということをお伝えしたいと思っています」
