私の家は、母方、父方どちらの祖父母も生き物が好きで、犬や猫、鳥や魚などいろいろな動物を飼育したり、観葉植物はもちろん、家族で食べるための家庭菜園や小さな田んぼの世話をして生活していました。
子どもの頃、夏休みに実家へ行くと朝は犬の散歩をしながらウサギのご飯にタンポポと自分たちのおやつにはよもぎ餅用のヨモギを摘んだり、小豆の収穫時期になると、天気のいい日にゴザの上で豆の選別をする祖母のとなりで選別のお手伝いごっこをしたり… 一年分の稲の収穫が終われば、一日中稲の乾燥機がまわる音がして… すると稲の中にいた小さなコクゾウムシがびっくりしてはい出てきます。
そんな感じで、たくさんの動植物にかこまれて育ったこともあり、自然と生き物の生態に興味を持つようになりました。小学校2年生の頃には、図鑑を見ながら生き物の絵を描いたり、名前を覚えたりして。この頃、昆虫採集が日課で虫を持ち帰っては自宅で観察… 今考えると少し母を困らせていたかも知れませんが(笑)
いい大人になった今でも、採集の道具をリュックに忍ばせ日々昆虫を追い回しているのは子どもの頃と変わっていないかも。
目的は、絵の資料収集にはなりましたが。
せっせと集めた資料を元に描いたワイルドライフアートを通じて、生き物の生態や面白さ、人との関わりなどを発信していきたいと思い、創作や展示活動に注力しています。
絵を観て身近な野生生物に興味を持ったり癒やされる方がいたらとても嬉しいです。
日本ワイルドライフアート協会 会員
(一社)日本理科美術協会 会員
【略歴】
1980年
・埼玉県生まれ
1998年
・群馬県立大泉高等学校 生物生産科 卒業
【グループ展】
2009年~
・日本ワイルドライフアート協会展
(山脇ギャラリー/東京都千代田区、他)
2013年~
・女視展 それぞれがみつめる生命の息吹
(東京交通会館/東京都千代田区)
2016年
・夏はムシムシ!虫アート展!(としまえんのもり昆虫館/東京都練馬区)
・谷津干潟のワイルドライフアート展(谷津干潟自然観察センター/千葉県習志野市)
2018年~
・りかび展@TAMA ZOO(多摩動物公園ウォッチングセンター/東京都日野市)
2019年~
・理科美術展(山脇ギャラリー/東京都千代田区)
2019年
・理科美図鑑 科学をアートする/+α こだわりの世界
(長野市立博物館・戸隠地質化石博物館/長野県長野市)…他
【イラスト・デザインの仕事】
2008年7月~2010年10月
・季刊「消防科学と情報」絵画寄稿
発行/(財)消防科学総合センター
2014年
・「知床世界自然遺産登録記念 9周年 道の駅
(知床・らうす)特別記念切符」デザイン
2018年・2019年
・としまえんのもり昆虫館 特別展「螢火」
ワークショップ「クワガタ幼虫飼育講座」
広告デザイン
2021年
・ 書籍「アート塗り絵コレクション
人物モチーフ編」作品掲載 出版社/Initial Site …他
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