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Artist Fujiwara. Fujiwara

Fujiwara.

INTERVIEWインタビュー

静謐な海の青さと、遊泳する魚たちがおりなすリズムの対比

美容師から画家へ。きっかけは尊敬するアーティストの一言

美しく深みのある海をテーマにした作品が印象的なFujiwara.さん。静謐な海の青さと、その中を泳ぐ魚たちが生み出すリズムの対比からは確かな画力を感じる。しかし意外にも、本格的に絵を描き始めたのは最近のことだという。  
 
「ついこの間まで、4年ほど美容師をやっていたんです。それまで絵を学んだりはしておらず、高校の美術の授業で触れたことがある程度でした。」  
 
一見創作活動とは無縁に見えるFujiwara.さんの経歴だが、絵を描くようになったきっかけはふとしたことだったという。  
 
「趣味を探していたんです。あまり外に出るのが好きではないので、刺繍とか縫い物とか家でできることを試してみたんですが、あまり長続きせず。ある日、小学校の頃に使っていた絵の具がまだ残っているのを見つけました。画用紙もあったので、久しぶりに筆を取って何の気なしに絵を描き始めたら、それがきっかけでハマってしまって。」  
 
一度絵を描く魅力に気づくと、創作活動は見る間に本格化していった。  
 
「当たり前のことなんですけど、画用紙に絵の具で描くと紙がシワになるんですよね。ならキャンバスにしてみようと画材屋を訪れました。いざキャンバスに描いてみると思ったより絵の具をたくさん使うので、今度は絵の具を買い漁って。YouTubeに上がっているいろんな人の絵の描き方を真似するためにいろいろな道具を揃えたりと試行錯誤をしながら今のスタイルに落ち着きました。」  
 
趣味の一環だった絵画に集中するために4年にわたる美容師生活に区切りをつけたというのは、大きな決断に思える。その背景には、尊敬するアーティストからの一言があったという。  
 
「YouTubeで出会った画家の一人に、一目見て”なんだこれ、すごい”と思った方がいて。画家としての活動を本格化させるか美容師を続けるかで悩んでいた時、思い切ってその人に会いに行ってみたんです。そしたら”仕事なんか辞めて、できるときにやりたいことをしなさい”と言われて。それが後押しになって美容師を辞める決意をしました。」

水音に共鳴する感覚。幼少期から海の存在に惹かれ、誘われた

海をテーマにした作品が多いFujiwara.さん。幼少の頃から海に囲まれた生活を送っていたのかと思いきや、むしろ海とは縁遠い幼少時代を過ごしたそう。  
 
「北海道の中でも、海を見に行くためには車を数時間走らせる必要のあるような土地の出身です。それも青く澄んだ海ではなくて…。北海道の海って暗いんですよ。それでも毎年キャンプは海に連れて行ってもらったり、水族館をめぐるのも大好きで、小さな頃から海や水辺に強く引かれてきたように思います。周りを森や山に囲まれた環境で育ったにもかかわらず陸の風景を描くのがどうも苦手で、インスピレーションを受けるのはいつも海ですね。」  
 
作品の中で描かれる海も、深い青が特徴的だと感じるのは北海道で見てきた海に影響を受けているのだろうか。  
 
「絵の中の海は、特定のどこかという訳ではないです。描いている最中は、メインとなる生き物を1種類決めたら、それを邪魔しないように構図を埋めていくようなイメージです。下書きも一切描かないので、本当に筆の赴くまま、”ここに生き物がいたら可愛いかな”など感覚優先で描いています。人からは自分の絵に対して”深海”と形容されることが多いのですが、実はあまりそういった自覚もなくて。ただ綺麗だと感じる青をキャンバスに広げているつもりなのですが、最近展覧会に飾られている自分の絵を改めて見たときに、初めて”自分はこんな色使いをしていたのか”とびっくりしたくらいです。」  
 
創作意欲が湧くタイミングも、水に関係していることが多いというから興味をそそられる。  
「美容師をやっていた頃は、シャワーの水音に誘われてか、シャンプーをしていた時などに絵のことを考えることが多かったですね。それでお客様の話を聞いていなかったりもしたので考えものなのですが(笑)あとは雨の時も絵を描きたくなります。」

海に触れる生活と、その先にある海外へ目を向ける

これまでの作品で最も”自分らしい”と感じた作品も、やはり海をテーマにしたものだという。  
 
「東京の展覧会へ出展した作品なのですが、初めて”完成だ”と思えた絵なんです。いつも絵を描いていると余白が気になってしまいつい描き込んでしまうのですが、この絵に関しては”余白があるからこの絵は完成しているんだ”と感じることができました。平面ではなく、奥行きを意識した構図にしたのも関係があるかもしれません。」  
 
タイトルを聞いてみると、ためらうように一拍を置いてから答えてくれた。  
 
「”群青”と付けました。色そのものと、ウルトラマリンという宝石の和名と、2つの意味を重ねています。見る角度によって色が変わる絵の具を使っていて、光によって見え方の変わる宝石のイメージが浮かんだからです。でも、本当はタイトルをつけるのに苦手意識があって。作者と鑑賞者の感覚が違うことは往々にしてあると思うので、タイトルに引っ張られず、それがどのような作品かは見る人が決めてくれればいいと思っています。」  
 
その言葉で、当たり前のようにタイトルを尋ねた自分の感覚にハッとさせられた。Fujiwara.さんが絵画に対し偏見を持たずまっすぐ向き合っているからこそ、生み出される絵画も日々進化していくのだろう。  
 
美容師から画家へと転身し、これからどのような道を歩むのかについて聞いてみた。  
 
「まずは沖縄でリゾートバイトをして、絵を描きながらお金を貯めようと思っています。これまで仕事の関係で夜にしか時間を取れなかったので、太陽に照らされた沖縄の海を眺めながら絵を描いてみたいんです。西表島というジャングルに近い自然のある場所でもあるので、そういう環境に身を置くことでもしかしたら陸も描けるようになるかもしれないなと考えたりもしています。」  
 
「そのあとはカナダへ訪れるつもりです。アメリカにも近いですし、日本と海外では美術に対する文化も感覚も大きく違うと聞いたことがあるので、この目で見て感じたいと思っています。」  
 
自身の感覚に導かれるまま、見るものに刺激を受けて変化していくFujiwara.さんの作品をこれからも楽しみにしたい。

EXHIBITIONS展覧会情報

2023.08.01 ~ 2023.08.31

WEB GROUP EXHIBITION
北海道アーティスト - 北の彩り - 展

  北海道の美しい大地から生まれたアートの祭典が開催されます。 『北の彩り:北海道アーティストの展』は、北海道出身もしくは北海道在住のアーティストたちによるグル...

no title Fujiwara.

  • 制作年2023年
  • 技法アクリル画
  • 号数3号 ( 長辺27.3cm × 短辺16.0~27.3cm )
  • サイズ27.3×22×1 cm
  • 額装なし
  • サインあり
  • 特記事項状態良好
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優雅な時間 Fujiwara.

  • 制作年2023年
  • 技法アクリル画
  • 号数SM ( 長辺22.7cm × 短辺15.8~22.7cm )
  • サイズ22.7×15.8×1 cm
  • 額装なし
  • サインなし
  • 特記事項状態良好
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どこへ Fujiwara.

  • 制作年2023年
  • 技法アクリル画
  • 号数SM ( 長辺22.7cm × 短辺15.8~22.7cm )
  • サイズ22.7×15.8×1 cm
  • 額装なし
  • サインなし
  • 特記事項状態良好
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悲<嬉 Fujiwara.

  • 制作年2023年
  • 技法アクリル画
  • 号数SM ( 長辺22.7cm × 短辺15.8~22.7cm )
  • サイズ22.7×15.8×1 cm
  • 額装なし
  • サインなし
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小さな戯れ Fujiwara.

  • 制作年2023年
  • 技法アクリル画
  • 号数3号 ( 長辺27.3cm × 短辺16.0~27.3cm )
  • サイズ273×220×1 cm
  • 額装なし
  • サインあり
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ArtistFujiwara.

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かくれんぼ Fujiwara.

  • 制作年2023年
  • 技法アクリル画
  • 号数4号 ( 長辺33.3cm × 短辺22.0~33.3cm )
  • サイズ33.3×24.2×1 cm
  • 額装なし
  • サインあり
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ArtistFujiwara.

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