吸い込まれるようなダークファンタジーの世界の中で、あたたかくも不安げで曖昧な人間らしさを表現しています。”夢と現実の隙間で息をする”をテーマに、まだ不完全な少女たちが日常に感じる違和感や少しの恐怖と向き合い、つよくやさしく存在できるように祈りながら制作しています。
【略歴】 2001年 ・東京都生まれ 2020年 ・東京工芸大学芸術学部入学
「森の案内人」藤乃 仁那
20,000円
「悪夢の導き」藤乃 仁那
「晩春」藤乃 仁那
18,000円
2023.04.01 ~ 2023.04.30
夢の中の不思議な世界に生きる、現実とは別の”わたし”を描きました。現実の世界で悩み 彷徨い続ける少女は、自分を守るため 自身を正解へ導くために、深い森の中で光を探す案内人をしています。
(アクリル絵の具、キャンバス使用)
悪魔の象徴とも言われる山羊が、清潔かつ純粋な姿で少女の前に現れ 優しく導いたとき、少女は何を思うのだろうと想像しながら制作した作品です。
夢の中で起こる、あたたかな安心感の先に、待ち受ける小さな絶望の物語を大切に描きました。
(アクリル絵の具、顔彩、キャンバス使用)
同時に存在する美しさと儚さ、手にした途端散っていく美について試行錯誤しながら制作しました。寂しげでありながら、ほんのりと手元にあたたかさの残る作品を目指しました。
| キーワード | #アクリル画