Masafumi Takahashi
ご覧頂きありがとうございます。
令和の時代に入りデジタルメディアがスマートフォンを通し多くの方により手にしやすい形で行き渡っています。
その中ではレガシーな存在といえる混合技法で油絵をコツコツと描き続けています。
絵画にはただ単に麻布に亜麻仁油で練った顔料を乗せたもの以上の「物質感」があります。
また、その顔料が折り重なることによって発生する独自の輝きがあります。
それはメディアを通して音楽を鑑賞するのと生演奏を直接聴くとの違いに近いものがあります。
先人が工夫を繰り返し発展してきた絵画技術を伝えていく一端になれればとも考えています。
そして私自身の感じている「存在の儚さから来る美しさ」をその方法を持って描き、共感して頂ける部分があれば大変幸せです。
勿論、より完成度を高めたものが多くの方に行き渡る現在のメディアのあり方を否定するものではありません。
現在ご覧になって頂いている文章や私自身の作品写真もその恩恵に与りこうして紹介して頂いています。
最後までご覧頂きありがとうございました。