中学生の頃、人に言えない悩みがありました。 その頃、きっといると信じていた、龍神様に心で悩みを打ち明けてみることにしました。 雷の鳴る黒雲の中を見ていると、ほんの一瞬、赤ちゃんのような、無垢な笑顔の龍神様のお顔が、金色の線に縁取られて見えました。 今思うと、あれはお姿を見せてくださったのだと思います。
そんな思い出を大切にしたくて、この作品を描きました。見てくださる方に、龍神様のお優しさが伝われば、と思います。
|素材| 雲肌麻紙、墨、岩絵具、金泥
|キーワード| #和・和風 #龍・竜 #空・雲 #灰色|グレー #黒|ブラック
若いころ、柔らかい、なんとも言えない色彩の日本画にあこがれを抱きました。 現在は、日本画の岩絵の具のもつ独特の美しい色味を大切にし、目に見えない尊いものを中心に描いています。
【略歴】 1974年 ・愛知県生まれ 1999年 ・京都芸術短期大学専攻科美術専攻入学 2001年 ・京都芸術短期大学専攻科美術専攻修了
【二人展】 2023年 ・10月 江口珈琲店ギャラリー「花*色展」