タニシマシロWeb個展
一富士二富士三も富士 — 捲土重来 —

私は作品を発表するうえで大切にしていることが２つあります。
ひとつめは、見てくださる人が明るい気持ちになる絵であること。
ふたつめは、自分の好きなものを自由な視点で描くこと。
コンセプトカラーの金色は豊かさや恵みを象徴する色です。
そんな金色をはじめ、たくさんの色を使った華やかな画面は気持ちをポジティブにしてくれることでしょう。
　
「富士山が好きだ。」
　

シンプルなその想いだけで、私はいま富士山を描いています。
自分の好きなものを描き、自由に色を選び、絵を見てくださる方々へのエールを込めて、作品を作り上げることが喜びです。
複雑にみえて、想いはシンプル。
それぞれの個性が大切にされつつある今、絵から見える富士山のさまざまな姿を楽しんでいただけますように。
そして、2023年が折り返すこのタイミングで、富士山のようにドンと構えて、気持ち新たに一歩を踏み出す活力となりますように。

　
● タニシマシロ｜Tanishi Mashiro

大学卒業後、県立高校、公立中学校の美術教師として教壇にたつ。
​その後、ネイルアートの世界に興味を持ちネイルスクールへ入学。
ネイリストとして活動後、各社ジェルネイルメーカーのエデュケーターとなるが、ネイル溶剤でアレルギーを発症。

2018年、大学卒業後から疎遠になっていた制作活動を再開。
ネイリストの道から画家としての道を歩み始める。

作品制作に対してのこだわりは、必ず「金色」を使用すること。
豊かさや恵みを象徴するポジティブなカラーであると捉え、「作品を手にとって下さる方々に明るく元気なパワーを届けたい」という思いが込められている。

作品の主なモチーフは、花や富士山。自身の好きなものを直感的に彩り豊かに描き上げる。