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佃 喜翔 Web個展
「狂おしくも愛おしい」

昔話や歌舞伎、歴史上の物語のヒロインを「絹本着色日本画技法」で描く事が多いです。
長い時間に晒されてなお忘れられず、現代人の心を打つ物語の「普遍性」や「生々しさ」や「狂気」を和歌で言うところの「本歌取り」のように、自分の創作に取り込みます。
本を読み、相応しい衣装や髪型をコーディネイトし、手間と時間がかかり修正の効かない絹に描く緊張や迷いや快感も加わって、自分が見たかった姫君の姿が立ち現れるまでの3ヶ月〜半年は至福の時です。絵を描く原点となった昭和の少女漫画度が20〜30%入った喜翔のおひめさま達を沢山の方に見ていただきたいと思っています。
 
佃 喜翔|Tsukuda Kisho
 
長くイラストレーターと画家との中間的な位置で活動してきました。
専門学校で広告デザインとイラストを、独学で卵黄テンペラと絹本着色日本画を学び、海外向けグリーティングカードやカレンダーの原画として日本画制作を手掛け、絹本に描いた美人画を作品展で販売して、どんな形ででも絵を描いて生きるスタイルです。
高齢となった現在は、絵を描く時間が残り少ないのだと実感し、なるべく自由に、サイズや技法にとらわれず制作したいと思っています。
 
歌舞伎や歴史上の物語のヒロインに想いを馳せ、着物の柄をデザインし、情景を空想して描くのがとても好きです。
 
【略歴】
1955年
・熊本県生まれ
1971~1973年
・県立八代高校在学中に日本画の基礎を学ぶ
1975年
・中の嶋美術学院 デザイン科卒業
1975年~
・(株)宗像デザイン研究所にて、染色デザイン・海外向けグリーティングカード原画制作
・フリーイラストレーターとして広告イラスト制作
・名入れカレンダー原画として絹本着色日本画技法で美人画・干支・七福神制作
 
【個展】
1985年~
・ギャラリー阿吽館「礒田喜美子作品展」
・茶屋町画廊 「佃 喜翔浪漫画展」
・ギャラリーアクシズ「佃 喜翔浪漫画展」
・和歌山ワールドギャラリー「佃 喜翔美人画展」
・高島屋堺展「佃 喜翔美人画展」
・近鉄橿原店「佃 喜翔美人画展」
 など
 
【グループ展】
2014年~
・アートコンプレックスセンター百鬼夜行展
・ギャラリーキタガワ「伽楽&喜翔展」
・アートスペース88「伽楽&喜翔創作展」
 など
 
【出版】
2019年
・河出書房新社 やさしい大人の塗り絵「なごみの美人画編」出版
2022年7月
・河出書房新社 やさしい大人の塗り絵「着物姿の女の子編」出版

会場
日本橋Art.jp
会期
2024.05.16 ~ 2024.06.15

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