2021.04.02 ~ 2021.04.10
かつての古代ローマでは、 神託を受ける巫女のことをシビュラといいました。
そして「シビュラの書」というものは長い間、激甚災害を避けるためや、彗星、地震、伝染病といった不吉な現象を祓うための宗教儀式に活用されていました。
ようやく日本でもコロナウィルスのワクチン接種が始まりますが、変異ウィルスの発生やワクチンの効果等まだまだ予断を許せない状況が続いています。
しかしながら、例年以上の厳しい冬の寒さを乗り越えた桜は、次の春にはより鮮やかな色をした花を咲かせることができるといいます。 このwithコロナの時代を乗り越えた先にあるであろう、私たちそれぞれの心のなかにある“花”を咲かせようと“花けしき”の展覧会を開催します。
今展では、ギャラリーを作家其々が咲かせた“花”で埋め尽くし、皆様と共に来る春の到来を分かち合いたいと希望しております。
幸せをねがい古代から人々は「星々」にあらゆるものを見ようとしてきました。
「運命」、「未来」、「予兆」、「神々」、「暦」などなど。
今も変わらず届く不思議な光たちが持つエネルギーを一枚の絵に収めています。
私の絵で一瞬でも豊かな気持ちになれたら幸いです。