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黒澤孝Web個展
Animal Art Beat
— 真摯に"生きる"命たち —

私の描いている「生き物の本質」とは、『生きる』ことです。
その生き物の中でも、真摯に生きている動物のみを、感性100%で表現しています。今回は、北海道の厳しい自然の中で生きる動物を描いた作品もあります。野生の“命”を感性で感じていただけたら幸いです。そして、あらためて自分と向き合い生きていることを実感するきっかけになればと思います。

【story】
絵は、高校時代の美術の授業以来、ほとんど描いてなかったのですが、絵は大好きで描きたいとは思ってました。でも、いざ描こうとするとなかなか思った絵が描けなく何度か挫折を繰り返していました。

ところが、2017 年 12 月、突然、絵を描きたいという想いが体を超えてしまったのです!!!
でも絵は描けません。どうしたら絵が描けるのかと考えた末、一つの方法を思いつきました。
それが、Facebook で「今日から画家になりました」と投稿、公的に『画家宣言』をしました。
その日から画家として生きています。
しかし、画家になっても描けない状況は変わりません。

私は北海道函館市の出身で高校時代は、教会の絵ばかりを描いていました。しかし、どれだけ描いても満足できませんでした。
画家になってから、たまたまテレビで野生のゴリラを見たとき、はじめて生き物を描いてみたいと思い、ずくに画材を用意して8枚同時に一気に描きました。初めて描きたいものを無心で描けました。とても楽しい充実し時間に満足しました。

描いているうち、不思議な行動をするようになります。
それは、完成したと思った作品に、無意識に筆を持って絵の具をとり、動物の顔などに一筆入れてしまうんです。
あーやってしまったと思います。
また、最後にここに塗って仕上げようとした右手を、左手で無意識に止めて終了しまうんです。まだ塗り足りないのに思います。
でも、ある時その行動の意味が分かりました。自分は感性100%で描いています。100%に感性が 1%足りないときは 1%足していたんです。また 100%の時に更に描こうとする筆は、感性ではなく自分の自己主張でした。

とにかく、私は感性 100%で表現することをしています。
ちなみに、私は趣味でも絵を描いています。それは、自分の描きたいものを描きたいように満足するまで描くというものです。これは自分の自我 100%です。

2021年から、「感性のアクリル画教室」を始めました。
この教室では、絵を描くのではなく、自分の感性を 100%で表現することを伝えています。ですから、絵は教えません。そのためか、50 人ほどの参加者の中で、「絵が苦手」とか「絵は絶対に描けない」という方がたくさんいます。でも、2~3 回くらいで皆さん自由に描けるようになります。というよりも、いまの自分の画力で、自分の完成を表現できるようになります。
私は、ただ「絵が苦手」という、その方の固定概念をぶっ壊すことだけを毎回しています。もちろん絵は教えません。だって自分自身が誰にも教えてもらってないのですから。
 

黒澤孝|Takashi Kurosawa
・作品はすべて「生き物の本質」のみを感性 100%で表現している。
・画家になるまで、10 年間仕事もせず自分の本質と向き合ってきた。
・普段から人と会うときは相手の本質のみを観ている。
・これからの世界の中心となる 20 代に意識を合わせている。
・理念「お互いに感性(=個性)を認め合う世界をつくる」

会場
日本橋Art.jp
会期
2023.09.16 ~ 2023.09.30
TEL
03-6667-8383(平日/9:00~18:00)

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