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「吉原英里展-不在の部屋-2021」(予約制/WEB展)

1984年の初個展で華々しいデビューを飾った吉原英里は、帽子やティーカップ、ワインの瓶など身近なものをモチーフに、独自の「ラミネート技法」で銅版画制作を始めました。その後、インスタレーションへと展開し、版画とペインティングを融合したミクストメディアなどの発表を行なっています。
本展では、新作のミクストメディアからラミネート技法をつかった銅版画など、約13点をご覧いただきます。

【ステートメント】
私の作家生活は版画からスタートしましたが、初期から版画制作と並行して様々な素材や媒体の作品を制作して来ました。2001年から発表を始めたペインティング「My bookシリーズ」は寒冷紗などの異素材を利用し部分的には版画も使用しています。その作品は、画中画のかたちでノートや本の中のイメージ(版画)と現実のモチーフ(ペインティング)、虚と実、それぞれの表現がリズムを生み出すことに興味がありました。また、2012年頃からペインティングそのものも一素材として考え、描いていたときの意識と違う視点でそれぞれの作品を出逢わせて、新たな関係を作り出すためにインスタレーションを始めました。自分が最初から最後まで作り上げるという行為よりも、未完成な作品の持つ魅力や偶然性が生み出す効果の驚きを求めています。自分自身が最初の観客として、そのような不思議さを感じる作品であったらいいなと思っています。
ときの忘れものの展示施設は、独特のシークエンス空間を持ち、様々な視点を生み出す興味の尽きない構造を持っています。私の作品がその中で上手く活かせるように取り組みたいと考えています。

YouTubeにて   『吉原英里展-不在の部屋-2021 作家インタビュー』  をアップしております。
ブログ2021年5月8日  『「吉原英里展~不在の部屋-2021」5月12日~5月27日』   に展示風景や作品の情報を掲載しました。
今後の予定につきましては、メルマガや  ホームページ    ブログ   、SNSで随時ご案内いたします。

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※観覧をご希望の方は、電話かメールにてご予約くださいませ。
ご予約の方は、以下の点にご留意をお願いしたします。
・風邪に似た症状、咳や喉の痛みのある方や発熱のある方はご遠慮願います。
・団体(5名様以上)でのご来廊はお控えください。
・ご来廊の際には、必ずマスクの着用、手の消毒、咳エチケットにご協力ください。
アポイントメント制 11:00-19:00 ※日・月・祝休

※緊急事態宣言延長が決まりました。作家は遠方在住につき、会期中の在廊はいたしません。
誠に申し訳ございませんが、ご理解いただきたくお願いいたします。

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会場
会期
2021.05.12 ~ 2021.05.27
時間
11:00-19:00(アポイントメント制)
休廊日
日曜・月曜・祝日
住所
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4−1 LASCASAS

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