荒井真は日本出身の画家である。 彼は広大無辺、永遠不変の生命力を表現しようとしている。 ゴッホやピカソ、ジャクソン・ポロック、デ・クーニング、白髪一雄などに影響を受け、彼の母国である日本の文化からは1600年前後の安土桃山文化、江戸期の奇想の絵師である葛飾北斎や曾我蕭白、1万5千年前に始まった縄文文化に強い感銘を受ける。 それは力強くドラスティックな野趣溢れる破調の美であると彼は捉え、「侘び寂び」とは違うもう一つのエネルギッシュで野性的な日本文化の系譜を引き継いでいる。 そのためのアプローチとして完成形を想定せずに様々な道具を用いて描く、引っ掻く、盛り上げる、削り取る等のアクション行為の痕跡を残す事が最も重要だと考えている。
【略歴】 1984年 ・千葉県生まれ 2007年 ・國學院大學文学部卒業 2016年 ・森岡純氏に3年間師事
【展示】 2018年 ・日本アンデパンダン展/国立新美術館(東京・日本) 2019年 ・「荒井真展」いしど画材ギャラリー(千葉・日本) 2020年 ・第16回世界絵画大賞展 東京都美術館 2022年 ・第一回現代アーティストの集大と創造性 Gallery北野坂(兵庫・日本)
【入選】 ・第16回世界絵画大賞展