【紹介】
東京にて、甲骨文・金文に特化した書の教室である、『古代文字学書会』を展開。漢字のルーツである甲骨文や、青銅器に鋳込まれた祭器の金文を、”書く”という視点のもと、字源、時代背景を探りながら、楽しく学書できる雰囲気作りを行なっている。
リアルな大きさを見せることをコンセプトにした、原寸で書く甲骨文の小作品や、漢字のルーツである甲骨文や金文の、一文字をクローズアップした作品や、繋がり合う漢字たちと題した関連字で魅せる、古代文字作品を書している。
目黒学園カルチャースクール、荻窪読売カルチャースクール、多摩センタージュージヤカルチャースクール講師。
【コンセプト】
これまで甲骨文は、原始的な、絵画的な文字として、描線を集めたものとして、一画ごと書き記す文字とは、別次元の、取り扱う必要のないものと考えられることもあり、また、占いが亀甲や獣骨に刻されたものであることから、芸術性を重んじる筆で書かれた文字を手習いする書道としては嫌煙されるものであった。原始的な、大昔の不明瞭な絵画的な古代文字を書きたいならば、刻されたように書けばよい、金文を書きたいならば、青銅が流れた、鋳込まれた形で書けばよいと書道の先生に捉えられ、伝えられてきたのである。今でも、深く理解されていない。
著書に、特定非営利活動法人 国語問題協議会 解説・揮毫安東麟『本字を知る樂しみ』甲骨文・金文 あるある100漢字 がある。(2021年11月6日初版発行)
解説文として主なものに、
芸術新聞社『墨』2019年7.8月号甲骨文字発見120年特別企画甲骨文字は面白い!を、筑波大学教授菅野智明先生の監修のもとで執筆。
題字・揮毫の主なものに、
東京2020年7月10日外国語大学発行『フィールドプラス』にて、落合淳思氏が『甲骨文字研究と現代書道』と題して、殷代の文字資料の多様性は現代の書道に生かすことが出来ると記述。そこで、落合淳思氏は甲骨文の書法表現の可能性として、安東麟臨書の甲骨文を掲載した。
2021年3月全国精麦工業協同組合連合会企画・監修・発行による『麦焼酎百撰』がある。
他に、福井県白川静100周年講演大筆による、大字揮毫。
とんねるずの「食わず嫌い王決定戦」、映画『残侠』がある。
研究発表の主なものに、
●『書論研究会』関東部会での研究発表(2016年9月)
白川静氏の「字統」私考
(ここでは、白川静氏の略歴を明らかにし、白川静氏が持たれなかった視点”古代文字を書すということ”について記した。別途資料 右手の形をさぐる)
https://www.dropbox.com/s/7iev6r7yviof3e0/IMG_20210227_0015_NEW.pdf?dl=0
●2018年発行『書論』第44号書論編集室編189~201頁(『書論研究会』の大会での論文研究発表)
『西周金文の抽出法試案』 ~不明瞭な西周金文、摹刻された文字の復元~
(ここでは、 金文の作字の問題点、その改善方法としての、西周金文抽出法を提唱した。続いて、抽出法の応用として、 不明瞭な西周金文や、後の時代に摹刻された文字の復元を行なった。
https://www.dropbox.com/s/ux721erjqia5wik/IMG_20210227_0002_NEW.pdf?dl=0
>YouTube【略歴】
1967年
・東京都生まれ
1985年
・帝京大学文学部入学
1989年
・帝京大学文学部卒業
日本画家の母である安東路翠と長女安東麟との二人展
目黒のホテル雅叙園東京にて、
2015年~
・祈りの世界~金色の絵と書の世界~(2023年1月1日~3日開催予定)