≪ 芸術への定義 ≫
◆絵画芸術とは何か
レオナルド・ダ・ヴィンチ マギへの礼拝 習作
絵画芸術とは何かの表現であると考えています。何を表現するかは作者の自由です。表現するものは思想・主張・意見もあれば、マルセル・デュシャンの『泉』や『大ガラス』のような、鑑賞者が思考を働かせるための【投げかけ・ヒント・きっかけ】の場合もあるでしょう。
千住博は著書で「芸術はコミュニケーションである」と定義しましたが、これでは街で話をしている人全員が芸術者家であると考えなくてはいけません。
絵画芸術の価値は、表現する内容と表現形式の素晴らしさによって決まります。これは文学・音楽・演劇・映画・ドラマなどの分野を問いません。
ですから、優れた芸術作品は優れた思想や詩情、【投げかけ・ヒント・きっかけ】を表現しており、つまらない作品はつまらない思想や【投げかけ・ヒント・きっかけ】を表現しているのです。
≪ 絵画の音楽状態を追求し実現 ≫
カンディンスキーとクレーが創始した抽象画の目的は何か?それは絵画の音楽状態を実現する事です。
アメリカの抽象表現主義は、カンディンスキーのバウハウス時代の同僚で、構成主義のような幾何学的な作品を描くアルバースをブラック・マウンテン・カレッジに招聘してバウハウスの成果を吸収していった事もあり、抽象表現の目的を単純に『平面化』であると誤って認識してしまいました。 構成主義的なバウハウスの傍流抽象表現からスタートしたといって良いでしょう。
『音楽的才能に恵まれたわれらのマラルメ』とナビ派の画家達に敬愛されたオディロン・ルドンは「暗示的芸術」という概念を提唱しました。 暗示的芸術とは音楽のように鑑賞者にあるイメージ・情景や物語を空想させる技術といってよいでしょう。ルドンは【モナ・リザ】を暗示的芸術の金字塔と考えました。【モナ・リザ】が鑑賞者に様々な疑問や想像を喚起するからです。
私は、長年絵画の音楽状態を研究し、『光のスペクトル・線・形・遠近・明暗』と『音色・音程・和音・メロディ・リズム』との相関関係と法則を発見しました。 そしてついに、ポピュラーミュージックなどの音楽の内容を絵画に翻訳する事に成功 したのです。
写真はパウル・クレー作 『赤のフーガ』 )
出身地 北海道 旭川市 現在 札幌市在住
職業 会社経営
合資会社横田教育技術研究社 ホームページはこちらです。
①札幌WEBプログラミングスクール(プログラマ・WEBデザイナー養成スクール)
②ホームページ制作・運営(WEBディレクター、WEBデザイナー)
学歴 昭和61年 小樽商科大学商学部卒業
大学時代より独学で画家をめざし1988年より東京都美術館で毎年3月に開催される日本美術会アンデパンダン展に出品
数年に一度 銀座、京橋などのギャラリーを回り作品取り扱いを求めて営業活動を行う。
作品のクオリティーは日本を代表する現代美術画廊の画廊主からも高く評価されています。
◆今までの現代美術家としての活動履歴、画家を志した理由は→http://artyokota.com/profile/ に詳しく載っております。 "
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