中学校3年生の時の美術の先生が私と感性のあう方でした。すごく褒めてくれたことが素直にとても嬉しかったです。描く楽しみや、人に認めてもらえる喜びを覚えました。自分の絵を学校の正面玄関に張り出してもらったこともありました。中学生ってそういう出来事がとても嬉しい時期なので、大切に記憶に残っています。
人間って、やりたかったのにできなかった記憶はずっと残っていくものだと思うんです。私は美術がやりたかったという思いがずっと、しこりのように残っていました。そうして大人になってからカルチャースクールで油絵を始めたのがスタートです。
初めは先生の言うことを聞いて静物画などを書いていました。絵を習い始めた当初は、私にとって絵は絵、音楽は音楽と別々のものでした。音楽の経験やミュージックセラピストとしての知識の繋がりは、絵を描いているときにはあまり感じませんでした。創作を進めていくうちに、絵も音楽も一緒だと感じるようになりました。どちらも同じひとりの人間が行なっていることなので当然ですね。