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Statement
私にとって絵を描く(創造する)行為は、憧れ(夢)を追い続けることと思っています。
自分自身がなりたいもの、住みたい家、宇宙の果てといった夢物語の世界を幼少期は白い紙に描いたり想像していました。
現在の制作にも、夢物語の世界として、「桃源郷」をひとつのテーマで描くことが私の絵の根底にあります。
そもそも桃源郷とは、陶淵明の「桃花源記」に描かれた俗世から離れ、桃の花の咲く山奥で平和で穏やか過ごす人々がいる世界が由来です。
今回「猫」と「桃源郷」をテーマにしていますが、一見、繋がりがないように感じるかと思います。
しかし、猫(特に飼い猫)の生活を見ていると、毎日、好きなだけ寝て、食べて、人間に媚びず気ままに生活をしており、その何事にも縛られない、穏やかでゆったりとした猫の佇まいに、桃源郷に近いものがあると感じています。
また、桃源郷は、結局この世に生きている限り辿り着けない場所です。猫の生活に憧れること自体も、桃源郷に思いを馳せることと似ているとも感じます。
俗世から離れ、穏やかに時間が流れる桃源郷を、猫の姿、眼差しから感じていただきき、また猫そのものの愛らしさも感じていただき、心が穏やかな気持ちになっていただけたら幸いです。
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