頭の中に浮かんだ彼等の絵をどれだけ現実に持ってこられるかを1番大切にしています。 彼等は選ばれて私に描かれるのではなく、 私が選ばれてはじめて彼等が出てくるのです。 絵に関しての学習は全く行ってきておらず、 彼らの魅力を存分に発揮できない時もありますが、それでも私を選んでくれる期待に応えて描いていきたいと思います。
【略歴】 2005年 ・東京都生まれ 2021年 ・Twitter投稿開始 2022年 ・Instagram投稿開始
現在高等学校在学中
「あいしかた」狼縁零
50,000円
「一線を許すもの」狼縁零
「眠るということ 」狼縁零
「ねこの子」狼縁零
彼女の持っているウサギは大切ななものの傾向とその愛し方を表しています。 彼女は美しいものを大事に大事に愛したいのです。
この作品は自分にとって挑戦の作品でした。 普段頭の中に出てきた彼らをそのまま描くことがほとんどですが、彼女はそれをしていいのかすごく迷いました。 色彩があざやかすぎるために迷いました。 鮮やかさを表現するために彼女の真後ろの背景の色を明るくしそのほかの部分は黒にしました。そしてホログラムを貼り付けよりキラキラとした輝きを表現しました。
愛し方は人それぞれで 極論、自身の中で完結できる愛し方ならば 全て許容されるものである。 しかしそれを他者に介入すること 若しくは他者からの介入を受けることは 断固として許されないものである。
(顔彩、水彩紙、ホログラム)
少女をの腹を舐めているライオンは実際その腹を美味しいと思って舐めています。 ただし、絶対にその鋭い牙や鉤爪で女の子の薄い腹には傷をつけません。絶対に。 臓物なんて食べない、ただひたすらに舐めるだけです。 そしてそれを許容するように少女はライオンのことを撫でています。
ライオンを描いたのはこの作品が初めてになります。ライオンの細かな毛並みや色、眼光の鋭さを強く描写したく筆で描いていたのを指の腹に変えて描きました。
一線をこえることを許しているのでは無い。 一線に触れることを許しているのだ。
(顔彩、水彩紙)
自分が眠りにつく寸前に出てきた作品です。 眠る直前自分がサラサラと解けていくような感覚におちいった時出てきました。 この作品を描いている時もその感覚を思い出して表現していました。
光にあたると反射するように金色も使いました。 特に砂のような煙のような感覚を強く描写したく色々な道具を試し最終的にスポンジで表現しました。輪郭を残したいのに残せない、かといって残しすぎたら良くない、そんな葛藤が今でも思い出せます。 光にあたると反射するように金色も使いました。
暗闇の中でぼんやりと解けて行くような感覚を体感していただいたらと思います。
彼女は顔の描写に特に力を入れた作品になります。普通の少女になって欲しくはありませんでしたし、そんな表情は彼女には相応しくありませんでした。 その為に彼女の周りと瞳には偏光色顔料を用い 背景のカラーは彼女の着物の色を引き立てるように調整を繰り返しました。
じっと見つめる瞳は何を写しているのか、 彼女が見たいと思うものを見るのでしょう。
(顔彩、偏光色顔料、水彩紙使用)