墨象は、伝統書と違い、自由な造形表現の世界。文字性と非文字性の2つのアプローチで制作。紙面に対峙する時、溢れ出る感情を文字の姿を借り、点と線にのせて表現していく。そこにあるのは“線と空間-余白-”の美。また、用具・用材は墨・紙・筆以外の物も使用し、独自の線質を日々追及している。
【略歴】 1965年 ・大阪市生まれ 1993年 ・髙畠之空氏に師事 墨象の世界を知る ・東洋書芸院 常任理事 ・産経国際書会 審査会員 ・書芸研究 墨空会主宰 ・JCAT NY membership 【受賞歴】 2002年 ・東洋書芸院公募展 推薦受賞 2003年 ・東洋書芸院公募展 特選受賞 2004年 ・東洋書芸院公募展 推薦受賞 2005年 ・東洋書芸院公募展 奨励賞受賞 2006年 ・東洋書芸院公募展 推薦受賞 2009年 ・東洋書芸院公募展 大賞受賞 2018年 ・産経国際書展 特選受賞 2019年 ・産経国際書展 会友賞受賞 2021年 ・産経国際書展 無鑑査会員特別奨励賞受賞 ・開明株式会社 新商品タイトルロゴ公募 グランプリ受賞
展覧会関係 2009-15年 ・日本現代書 海外展 連続出品/海外7ヶ国 2014年 ・J.arts BRIDGE日本美術の架け橋展/うめだ阪急百貨店 2015年 ・雪舟国際美術協会特別展~書の可能性~/東京都美術館 2016年 ・Ten・ten 2016 -線-55のスタイル/横浜レンガ倉庫 2017年~毎年 ・グループF展/東京・大阪・広島等 2019年 ・天来の会書展/東京銀座画廊美術館 ・井上空咲初個展‐書で奏でる‐/gallery La Campanella 2020年 ・JCAT NYグループ展‐BEGIN‐/WEB展覧会 ・JCAT NY 個展枠/WEB展覧会 2021年 ・MADS MILANO KROMATIC@RT展/MILANO ITARY ・Graphic Art Exhibition~クリエイティブ表現の現在~/Recto Verso gallery 【作品制作販売実績】 2017年 ・株式会社コンセプト 社訓揮毫 ・Bar TARLOGIE SONA 店舗飾額制作 2018年 ・個人邸 5軒 飾額制作 2020年 ・家族葬ホール「おくりみ」全フロア飾額制作 2021年 ・和菓子 吉乃屋 店舗飾額制作 その他、和装小物パッケージデザイン等制作実績
「萌ぎⅡ」井上空咲
150,000円
「pray」井上空咲
250,000円
「be alive」井上空咲
「「動」による」井上空咲
「Whereabouts of dots and lines」井上空咲
50,000円
2022.04.01 ~ 2022.04.30
春の陽気が感じられ、色鮮やかな花々が姿を現し、思わず写真を撮りたくなるような光景を見せてくれます。 そんな4月は春の光景を集めた展覧会を開催したいと思います...
書のジャンルの一つである「墨象‐ぼくしょう‐」作品。この作品は、”草”の篆刻文字をデフォルメして散りばめ、春の田園のイメージを表現。 (画仙紙、墨、岩絵の具)
日本には、古くから、言霊(ことだま)という言葉があります。それは、言葉に宿る不思議な力を信じるという意味。具象化したPrayの文字(スペル)を紙面に散りばめ、一日も早いCOVID-19の終息を祈りながら表現。淡墨と金泥・銀泥の混じり合う色の美しさと、墨のにじみの調べと共に。
「命」の漢字の草書体をもとに、表現した作品です。コロナの感染が始まって以降、命・生命に対して、様々なことを改めて考えさせられました。不安に負けないで、これからも自分らしくありたい…そんな思いを込めて書いた作品です。
キャンバスに、墨・金泥をのせた上に、「動」の漢字からインスパイアした線を濃墨で表現しています。線自体に動きを出すために、線上に気泡のような模様を出して、立体感を演出。
点と線の動きを濃墨と金紛で、シンプルに表現しました。黒の線を見せているようで、余白の白を響かせています。