京都市立芸術大学と金沢美術工芸大学は、それぞれ千年の都・京都と加賀百万石の文化が息づく金沢という、日本の伝統文化・工芸の中心地で歴史を重ねてきた公立の芸術大学です。両大学が共通して重視するのは、脈々と受け継がれてきた「技」と「素材」に対する深い理解。特に、日本独自の美意識が凝縮された”日本画”の分野においては、長年の伝統に裏打ちされた高度な専門教育で知られ、独自の表現を切り拓く力を持った数多くの作家を輩出してきました。
本特集では、古都の系譜に連なる美の探求者、京都市立芸術大学と金沢美術工芸大学に焦点を当てます。伝統と現代、技術と感性が高いレベルで融合した、両大学の在学生・卒業生による力強くも繊細な作品群をご覧ください。