Statement

「何を込めているのか」と、問われたら何も込めてはいないとしか答えられないのだけれど。私の絵を見てくださった方が何かを感じ取ってくれたなら、それはその方の感性がすくい取ってくれたからではないかと思うのです。

人の手が育んだ花や、ブロックやアスファルトが削れ砂に還った場所に根付く草花、時間をかけて朽ちていく人工物。
楽しみにしていた草花が刈られたり淘汰されたり。
そういう一つ一つの出来事が私の中で落としこまれた時モチーフとして生まれ変わる。
それは時として十数年の時を経て今の私と過去の私を繋げたりするのです。

大きく心を揺さぶるわけではないけれど、確かにそこに存在し、ふと出会う。
時間という変化の中で。

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Artist

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