春になり種が芽吹くと、燦さんと瞬くように開花した花が一層輝いて見える。やがて役目を終えた花は、翌年に小さな蕾を付けて生命が受け継がれていく。その様子を子供の成長と共に見守ったものです。ひと際輝く美しい花も、病気がちな花も、曲がりくねった花も、命の尊さを知っているからこそ、より一層息づく命の儚さを感じられます。透明水彩の画面に溶け入るような淡い色彩は、透明水彩画が得意とするところです。私は、花弁の艶やかな質感や花の存在感を感じられるように描きたいと思います。
▼略歴1982年 / 岩手県盛岡市生まれ2018年 / 個展2020年 / スクランブル 芸術の交差点展 東京2020年 / ミニアチュールzero2020有志展2020年 / Color of Summer 2020 –夏模様–展 東京2020年 / 花の宴 個展2021年 / 日本文藝 文化藝術展 東京2021年 / 水彩三人展~四季のいろどり~2021年 / WEB個展2022年 / 個展2022年 / 個展▼受賞歴 2019年 / 第72回岩手芸術祭 洋画部門 優秀賞 2020年 / 第56回発明くふう展(マスキング用ペン)日本弁理士会会長奨励賞2022年 / 銀座・京橋サムホール展 奨励賞2022年 / 第84回山梨美術協会展 優秀賞2022年 / ファブリアーノ国際水彩画展 選抜
「五月雨の手鞠花」
鈴木史帆
作品詳細
「Gerbera×Oncidium」
「RococoⅡ」
「紅の箒木」