清澄正命は、大学・大学院で書道を専門に研鑽を積み、大学院修了後は「東京大学」に勤務しました。以後23年間、古文書の〈研究〉、「筆」「紙」「墨」を使い古文書原本をそっくりに手書きで写す〈複写制作〉、大学生への〈講義〉も担当し、〈研究〉〈制作〉〈教育〉の各方面に取り組んできました。
　古文書を手書きで写す複写制作においては、日本でただ一人しかいない制作技術者でした。そして多くのマスメディアや海外を含む研究機関の、取材・視察に対応してきました。

　同時に、公募展へ学生時代から出品し、これまでの出品歴・受賞歴は膨大な数にのぼります。20代では、日本を代表する大規模書道展において、当時史上最年少で最高賞を受賞しました。
　近年では、2023年開催「Golden Art Competition in YOKOHAMA」展において、＜審査員特別賞＞を受賞しています。

　今日では国内のみならず、日本に心が惹かれ、日本を愛し、自国以外の文化へも敬意をはらう世界中の人々へも、日本の書道をとおして、日本人が感じる美の感覚・文化・伝統・技術を伝えられるよう日々制作に取り組んでいます。
　そして、作品を観る人に、「愛」や「夢」、「希望」「癒し」「感動」「光」が届けられることを常に願っています。