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Interview: 銀座柳画廊

政治も含めたインフラ、教育、お客様との接し方、
作品を売るだけではない美術普及への想い。

-柳画廊はどのような画廊ですか?

(社長)ちょうど去年(2019年)が創業25年、2020年で創業26年になる画廊です。

副社長はIBMの出身、私はためなが画廊さん、梅田画廊とわりと老舗の画廊で修業をしていました。梅田画廊は私の祖父が立ち上げた画廊なのですが立ち上げた当時は油絵の画廊がなかったですし、ためながさんも海外作家を誰も扱っていない時期に取り扱い始めているので両方ともベンチャー気質の画廊でした。自分も創業するにあたって何か新しい試みをということで、今も模索中ですが常に改革的なことに取り組もうと考えております。

祖父は創業当初から絵のある生活を強く薦めておりました。当時はまだまだ時代が追い付いておりませんでした。しかし、今でももしかしたら中国や台湾、韓国よりも普及率では抜かれているのではないかと思っていて、どんな家庭でも絵を楽しんでもらいたいと思っています。

ヨーロッパやアメリカなどで、美術品は非常に普及しているのですが、日本はまだまだ少数派です。松下幸之助さんが洗濯機や冷蔵庫を各家庭に普及させたようにせめてテレビの台数くらいには日本で絵を普及させることを目標に仕事をしています。

 

例えばクルーザーやビルを何棟も持っている方でも絵画は持っていないとか、一般の方でも当然、絵画に興味のない方は沢山いらっしゃいます。そういった方々にどうやって絵画に目を向けてもらうか?ということを日々課題にしているのですが、ある時なかなか絵画に手を出さなかった方が、数年越しで初めて1点作品をお求めになった後、「本当に美術品って楽しいですね」という感謝状を下さったのです。そう喜んでいただけるのは非常にうれしいですし、その喜びを多くの人に知っていただきたいと切に願っています。

 

銀座柳画廊でも来廊はされても購入はされない方は当然いらっしゃいますが、まずはポストカードでも画集でも良いと思います。画集を購入して自宅で見るだけでもすごく楽しいものなのです。とにかく美術品を買う喜びを知ってもらいたいです。

 

(副社長)1点購入してくださった方もそれで終わりというのはすごくもったいないのですよね。美術品の楽しみは、ある程度の我慢や勉強も必要な世界なのでそれを超えていくと、

驚くほど加速度的に楽しくなってきます。本当にこの世界を知らないのは人生がもったいないなと思います。

 

また私の知り合いにも”お金持ち”の方はいらっしゃいますが、”お金を持っていること”と”豊かさ”はまた別物だと思います。事実、お金がたくさんあっても”豊か”には必ずしもならないという現実を沢山見て参りました。やはり音楽や絵画という芸術は心を豊かにしてくれるので、それはお金を持っていても持っていなくてもどんな方でも共通していることだと思います。

 

-副社長が考える”絵の楽しさ”というのはそういうところですか?

(副社長)はい、心の豊かさと心の健康にあると思います。

(社長)文化庁の方やお役人、官僚の方々をお呼びして、「どのようにして美術業界を盛り上げるのか?」という政策提言などをする会合で美術品購入の経験を伺ったところ、文化芸術に興味のある方々の集まりなのですが、ほとんど手が挙がりませんでした。なので、その場でできれば次回会合までにどこかで御購入頂くようお願いしたところ、次の会合ではほとんどの方が購入下さっていました。

 

結局は「言わないと始まらない」のかなと気づきました。やはりね、文化庁とか財務省とか文化芸術業界を良くしようと考えている方々なのですから、「美術品を買うと楽しい」という実感がわからないと伝えられないと思います。

 

他にも某大手デパートの美術部長がうちの展覧会の最終日に作品を購入してくださったのですが、その購入が初めての美術品購入だったそうです。小さいデパートではなく大手で、しかも40年程美術部にいた方なのですが、この現状はさすがにまずいな・・・と危機感を覚えました。結構前の話ですけれどもそれが日本の現状でもあります。だから私は銀座柳画廊の新入社員にはできるだけ早い段階で美術品を購入した方が良いよとアドバイスをしています。そうしないと美術品を求めるお客様のお気持ちがわからないと思いますし、美術業界にいる人はまずは美術品を購入すること。業界業界にいる人が購入しないとやはり始まらないですから。車を運転も購入もしたことない人が車を売るようなもので。まずは業界の中から改革していかないと。

 

-創業の時のお話をお聞かせいただけますか?

(社長)創業直前の26~27年前は梅田画廊の東京サロンの代表をやっていたのですが、東京は引き上げて梅田画廊の本社がある大阪に帰ってくるように言われていました。

 

ただ副社長が東京で頑張りたいと考えていたことや、ちょうど結婚する時期でもあったので自分でゼロから出発することを決断しました。また私の両親も昔は梅田画廊から独立したいと考えていたようなのですが、父が優秀だったので梅田画廊が手放さずさらに気配り体質な部分があるので独立した後の梅田画廊が心配で独立に踏み切れなかった経緯があります。

 

反面私は当時、独立しても誰にも迷惑がかからない立場でしたので良かったと思います。

 

(副社長)独立して大丈夫かと周りからも心配されてしましたので。だから独立できたという現実もありました。逆に梅田画廊で実績を出していたら独立させてもらえなかったかもしれません。

 

(社長)とは言っても独立して最初の数年は本当に大変でした。独立当初なんてやること沢山ありますから、平均睡眠時間は毎日1時間程度でした。創業から数か月たったくらいの時期に副社長がIBMを退職して柳画廊に入社してくれました。なんとか軌道に乗ったかなと感じ始めたのは丸3年経ったくらいからですね、特に最初の1年位は火の車で1年持つかどうかという感じでした。

 

-創業はどこでされたのですか?

(社長)銀座7丁目の10坪程度の小さな部屋からスタートしました。

最初は風呂敷画商と言って自宅兼事務所にしてスタートをしようと考えていたのですが、仲人をしてくださった泰明画廊の川田さんからそれじゃダメだと言われました。もう少しリスクを取りなさいと。小さくても良いからお店を持ちなさいというアドバイスを受けて、まずは10坪の小さい部屋を借りました。その後隣の部屋も空いたので借り増しして合わせて23坪くらいになり、そこが手狭になったので新しい所を探していてここに行きつきました。開廊して12~13年位で今の場所に移ってきました。

最初は風呂敷的なこともやりましたが、展覧会なども頻繁にやっていた為お客様もいらしてくださっていました。

 

-副社長の書籍に書いてあったのですが、最初苦しかった時期に展覧会をしてくださった先生がいてその方のおかげでなんとか画廊として動き出せるようになったとか

(副社長)島村達彦先生ですね。正直、当時は潰れるかもしれないと思っていたくらいの時期でした。

 

(社長)25周年の冊子にもその経緯を書いてあるのですが、オープンしてちょうど1年弱くらいの時に島村先生に展覧会をしていただいて、先生や奥様のご友人の方や私どもの友人も応援してくれてかなり販売につながりまして、それでなんとか一息つけたということを今でも覚えています。
元々川端康成さんや著名な美術評論家の方などがコレクターにいる非常に腕のある作家だったのですが、それから岡野博先生など多くの先生方に応援していただいて、今が成り立っていますね。

 

-例えば最初の展覧会などは画廊としてお客様の候補などはいなかったのではないかと思います。画廊としてはどのようにお客様を開拓したのでしょうか?

 

(社長)ちょうどバブルが崩壊して、以前絵画をよく購入されていたお客様でも「もう絵は買いたくない」という方や投資はしないという方が増えて来ていて、景気が一番沈み込んで絵が急に売れなくなってきた時に独立したので本当にお客様はゼロの状態から始めました。

 

(副社長)友人はたくさんいたのですがお客様ではなかったですからね。だから絵画の楽しさを伝える為にパーティを催したり、自宅にお招きしたりしていました。最初は義理買いしてくれる方もいました。基本的には社長のお父様が経営しているとはいえ梅田画廊のお客様には声をかけないようにしていたので、本当にゼロからお客様の開拓をしていましたね。

 

-今は店舗での販売が中心ですか?

(社長)そうですね、お店を中心にして百貨店もやっていますしお客様の所に直接伺うこともあります。

 

-副社長は全く違う畑から入ってこられて、苦労ばかりだったかと思うのですがどんなことに苦労しましたか?

 

(副社長)IBMとは仕事の業態が全く違うので何が大変なのかもわからない状態でした。

 

(社長)独立当初は社会的にも本当に大変な時期で絵画をお持ちしてもなかなか購入にはつながらない時代だったのもありますが、そこはやはり厳しかったのではないかなと思います。初めての御購入がずっと提案し続けて1年、2年たってからということも良くありますから。

 

(副社長)中には5年、10年かけて初めて購入される方もいらっしゃいますね。それこそ柳画廊で買おう買おうと思っているのに、画廊の前まで来ても画廊の前で行ったり来たりしながら入るまでに何年もかかったという方もいらっしゃいます。

 

 

-そういう意味では購入して頂く以前に画廊というだけでハードルを高く感じられているのかもしれないですね。

 

(社長)うちはなるべく入りやすいようにしているつもりではあるのですけれど、ただお客様によっては画廊というだけで壁を作っていらっしゃる方も多いように思います。

 

(副社長)大手画廊ですら入りづらいと言われることがあるようで、出入り口を自動ドアにすることを検討していたり別の画廊さんでは入り口から中が見えやすくなるように置物を撤去したりと、入りやすさなどにはどこの画廊さんも配慮していると思います。

 

-夫婦で画廊を経営していて良かったと思うことはどんなことですか?

 

(副社長)何と言っても常に連絡が取りやすいことですね。ただ、デメリットも沢山ありますね。感情的になりやすい、すごくくだらない家事のことを引きずったりもします(笑)

こどもが小さい時などはこどもが何かの事情で学校に行けないときなどには職場にこどもを連れてくることもありましたけれど、こどもを画廊に連れてくることを社長に怒られて、しょうがないので帝国ホテルのベビールームに預けて仕事をしたりしました。当日、近くで子どもを預かってくれるところがないのです。休んでもやることがなくなるわけではないので。ただ家族だからといってその感情は仕事場には持って行ってはいけないというのは当然心得ています。

 

業務的には夜中にメールで翌日の朝までにお客様の作品の準備をしなければいけないという時には、社長を起こして、夜中の1時に画廊に行って仕事をしたりと。そんなところは夫婦で良かったなと思いますね。

 

(社長)夫婦というか、やはり創業してから2~3年位はほとんど寝れなくて、当然24時間365日仕事のことを考えないといけないので、そういう意味ではそこまでの覚悟がないとお互いにやっていけないのではないかなと思いますけどね。

 

人によるのかもしれないですけど、うちは自宅でもほとんど仕事の話をしていますね。

私の父もそうですが結局経営者である以上、年齢は関係なく仕事のことばかり考えるようになるとは思うのです。

 

-お仕事のパートナーとしてお互いにどんなことを認めていますか?

 

(社長)いっぱいありすぎるのですが、、、

 

(副社長)もう、性格が真逆なのでお互いに足りない部分を補っているというか。。私は得意な部分と不得意な部分があるので頼るべきところは頼っています。例えば社長は胆力や我慢が必要な場面ではすごく頼りがいがあります。

 

(社長)元々私は親が経営者だったのでこの世界のことや苦労なども間近で見ていたので、経営とはこういうものなのかと思っていました。反面副社長はご親が会社員だったこともあるので、もしかしたらこういったジェットコースターのようなことはあまり経験したことがなかったかもしれません。当然創業初期のころは大変なことばかりだったと思いますし、それ以外でも経理部分を見てもらっているので数字も含めて非常にストレスがかかったこともあったかと思います。IBMにいればそこまでの苦労はなかったのかなと思うことはあります。私がもうちょっと優秀だったらそこまで苦労はかけなかったのかもしれないですが。

 

-今の美術業界は活気がないという声をよく聞きます。その根本的な原因はどこにあると思いますか?

 

(社長)ヨーロッパ、アメリカで美術品はほぼ100%普及しているように思います。反面、日本では自分での購入はもちろん親や誰かからもらったということを含めても30%、、よくて40%程度の普及率ではないかと思うのですが、まずそこが盛り上げっているかいないかのが一つの指標になるのではないかと思います。

 

まずは企業が買っていないという点ですね。ヨーロッパ、アメリカは総じて企業が買っています、それで個人も買っています。日本では大きく利益が出ているような会社でも絵画を購入していない所が多いように感じます。

 

日本でもバブルのころは利益が出ている企業は総じて美術品を購入していたのですが、バブル崩壊後は値下がりしたので投資対象として見られず極端にみんな買わなくなったのです。

ですが、不動産や金融商品もバブル崩壊したら買わないのかと言ったら意外にみんな最近ビルの購入や不動産投資を始めています。海外もバブルが崩壊した時に一時企業が不動産を買わなくなったりしたのですが、今景気が戻ってきて美術を始めあらゆる物を買い直し始めています。

日本はそういう点では出遅れていて、不動産投資や株投資は盛り上げっているのに美術だけ戻っていない現状があります。上場企業では経営者が購入しようとしても株主が絵画購入を許さないという背景もあります。ヨーロッパでは、株主を含め多くの人が絵画購入を肯定的に見ています。

 

(副社長)あとは教育の現場でまだまだ美術の教育レベルが低いのだと思います。今でも泰明小学校の児童を銀座の画廊めぐりに年に2回お連れするのですが、美術鑑賞が楽しいという情報発信は必要だと思います。

(写真:泰明小学校画廊めぐり)
全国の「美術による学び研究会」という美術館の学芸員や図画工作の先生を集めた研究会でよく話を聞かせてもらうのですが、図工の先生が実は最も教育の現場で精神的に追い詰められてしまうことが多いようです。さらに図画工作の先生が図工室にこもきっきりだから学校の中で浮いているというかちょっと変わった存在になってしまいがちです。こどもは意外とそういうところが敏感なので、それを感じ取ってしまうと「美術をやっている人は変わった人」という認識なってしまうのです。美術は一般の受験とは関係のない科目だから余計に疎遠になってしまいがちです。

 

(社長)中国の美術学校にはどんな人が行くかというと、最も優秀な人が集まってきています。例えば日本の省庁で優秀な人は財務省や経産省に行きます。そして公務員試験の結果が芳しくなかったりすると文科省に行ったりします。さらにその中でも最も肩身がせまいのが文化庁です。

 

中国だと逆で優秀な人がアートスクールに行って、絵描きをやったり美術館の館長をやったり画廊をやったりしています。つまりはすべての人材のトップが美術界に入ってきているわけです。

 

フランスを始め欧州や欧米なども美術関係はトップオブザトップのような方が勤めている場合が多いです。

日本は比較的その逆ですね。むしろ美術を盛り上げようとしている人でさえも美術品を購入したことがないというか、そういうレベルです。

 

新聞社でもそうです。海外では一番優秀な人が文化部に入りますが日本だと少し違います。例えばですけど、政治部の方が交通事故でしばらくハードな仕事が出来なくなると休憩がてらに文化部に行って、治ったらまた政治部に戻るというケースなどもあるようです。

 

百貨店でも私の知り合いが美術部で優秀な成績を出したら美術部から経営企画に異動になるなどまだまだ位置付けが低いように思いますね。

 

(副社長)県庁などに行くと面白いですよ。知事室が一番上でその下に土木課などが続いて、一番下は大抵文化部なのですがあれはまさしく役所の権力構造の順番になっています。

 

(社長)私の友人が総理大臣になったら、文化大臣を新設してもらいたいと思っています。総理大臣くらいの力がないとそこまではできないでしょうし、文化大臣ができたら良い人材が文化省に入ってきてそこから良い人材が輩出されるような構造改革をしてもらいたいですね。

 

-絵を売るということだけを考えているわけではないのですね。

 

(副社長)やはりインフラが整わないと絵画は買えないのではないかと思います。

 

(社長)そもそも今から百数十年前にフランスのアンドレ・マルローが文化大臣になる前フランスは文化後進国だったのです。フランスにはせっかく良い芸術家がいるにもかかわらず「みんな二束三文だね」と言われていたような状態でした。

そこでマルローが文化大臣に就任して、世界的に有名な画商さんたちがフランスに出て来るようになったことからも優秀な人が入ってきたということがわかると思います。それからどんどん文化芸術が発展して行きました。

(写真:有田巧先生と)
だから我々画商も政治家も文化芸術を盛り上げようという人がもっと出て来れば、経済的にも盛り上がるのでしょうけれども。何もしないで、芸術品の市場が盛り上がるのは難しそうです。もちろん、芸術家も世界を目指すことが必要だと思いますが。

でもまずは草の根で「美術品を買おうよ」それに尽きると思います。

そして絵を買ったら絵を買うことを秘密にするのではなくて、買ったことを宣伝してホームパーティーなど開催して自分が買った絵を自慢するくらいで良いと思うのです。

 

-絵を買ってもひっそりしている方が多いですね

 

(社長・副社長)そうなんですよ。

 

(社長)絵を購入したことを誰にも言わないでね、というように。もっとオープンにしてほしいですね。

 

日々お客様と接する上で気をつけていることはありますか?

(副社長)威張らないことですね。お客様より画商側の方が知識を持っている場合が当然多いのですが、それで威張ってしまう画商は少なからずいるようです。それは絶対にやってはダメだと思います。

 

ただ知識が必要なであることも事実ですが威張ることとは別です。

もちろん卑屈になる必要もないので、バランスも大事です。

 

(社長)色々なスタイルがあるので何が正解とかはないと思うけれど、銀座柳画廊としてはとにかくコツコツ真面目にやることですね。

 

最後に美術品に興味はあるけどまだ購入をしたことがない方に一言お願いします。

 

(社長)まずはいつまでに何を買うということを決めて、何か1点目標の日にち以内に購入してみることですね。おそらくそういったことをしないと一生美術品を買うことはないと思うのですね。美術品自体購入しなくても何かに困るわけでも、病気になるわけでもないです。同じようにお酒を飲まなくても旅行に行かなくても何かに困るわけでもないですが経験をすることで得られる楽しさは多々あると思います。

 

家に絵があると毎日美術館に行っているような気分になるのですごく楽しいんですよね。

正直美術館行くより自宅のを見ている方が楽しいという風にもなります。もともと美術館は王様の家だったわけですから、それが解放されて美術館になっただけですから。人の美術館は人が選んだ作品ばかりですが、自分の美術館は自分が好きで選んだものです。好きなものだけに囲まれていれば自宅が楽しくなるのは当然だと思います。

 

もちろん無理して購入する必要はないですが、無理のない範囲で予算を決めてちょっとだけでも初めていただければなと思います。それを日本人がみんなやれば日本の美術品の価値はすごく上がると思うので、みんな幸せに豊かになれると思います。

 

(副社長)人生100年時代と言われている時代ですが絵画は描くことも、当然鑑賞することも高齢になってからでもできるのです。体の健康にはスポーツが必要で、心の健康には芸術が必要だとよく言っています。結局命尽きる直前までできる趣味は美術だと考えています。

小磯良平先生は亡くなるその瞬間まで、ベッドの中でデッサンを描いていたと伺っています。画家として幸せな一生だと思います。

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銀座柳画廊は、日本の美術業界を発展させようと真剣に取り組んでいる画廊です。私たちは、画廊に来られる方との対話を通じて、お互いに学び合い、文化の発展に寄与することを目標としています。近代洋画を主として、日本の若手作家から海外の巨匠作家まで幅広く取り扱っておりま。また、美術教育にも力を入れており、月に2回の「画廊巡り」を開催しております。メルマガ、Twitter、facebook、Instagramなどで展覧会情報はもちろん、美術情報などを発信しております。

銀座 柳画廊
住所:東京都中央区銀座5-1-7 数寄屋橋ビル3階
電話番号:03-3573-7075
営業時間:日曜・祝日
休廊日:平日:10時〜19時 土曜:11時〜17時
アクセス:
東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線 銀座駅C2出口から徒歩約1分
JR山手線 有楽町駅中央口から徒歩約5分

 

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野呂好彦

1987/03    同志社大学商学部卒業
1987/04    株式会社ギャルリーためなが東京入社
1988/09    株式会社ギャルリーためながフランス入社、同社役員となる
1988/12    同社退社
1989/02    株式会社梅田貿易パリ駐在員となる
1991/09    帰国
1991/09    株式会社梅田画廊入社 銀座サロン勤務
1992/09    株式会社梅田画廊銀座サロン店長となる
1994/11    同社退社
1994/11    銀座柳画廊設立
1999/04    (株)銀座柳画廊設立、代表取締役社長となる
全国美術商相互会会員、協同組合美術商交友会会員、関西美術商連盟会員、東京美術倶楽部会員、洋画商協同組合会員、日本ビジネス協会理事、他多数

 

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野呂 洋子

慶應義塾大学理工学部を卒業後、日本アイ・ビー・エムに入社。システムエンジニアとして、産経新聞のカラー化プロジェクト、日本アイ・ビー・エム社内システムの構築、国際営業部などに従事。
野呂好彦氏と結婚後、日本アイ・ビー・エムを退社、銀座柳画廊を野呂好彦氏と共に1994年12月に創業する。

現在、取締役副社長としてマーケティング活動やセミナー開催など手がける。美術業界を考えるコラムを銀座柳画廊のホームページにて執筆中。

(毎週土曜日配信) http://blog.yanagi.com

2015~2016  東京中央新ロータリークラブ  幹事
2016~2017  東京中央新ロータリークラブ  会長
2019~      公益財団法人日本ハンドボール協会 副会長

【講演会履歴】
・銀座柳画廊にて Ginza Art Management School 「銀座の画廊経営」
・北海道市立大学にて 「知的所有権」2009年~2013年まで
・下村博文代議士 博友会にて 「日本の文化を世界に発信」
・目黒区議会議員 鴨志田リエ氏 いいかも会にて 「日本の文化を世界へ発信」
・和歌山 岸和田ロータリークラブにて 「日本の絵描きをサポートしよう」
・京都 新経営サービス 経営者大学にて 「日本の文化を見直そう」
・東海東京証券 プレミアサロン 「美術を通して豊かな生活を」 (2009年8月20日)
・池袋ロータリークラブにて卓話(2009年1月8日予定)
・中央区民カレッジ 5回コース 「銀座の画廊へのお誘い」(2009年5月~継続中)
・北海道市立大学講座「知的所有権」(2009、2010年5月)
・松山市 SCM21 経営者クラブ 「日本を文化大国に」 (2010年9月)
・日本橋倶楽部 銀座の画廊へご招待 (2010年 11月)
・成城大学 一般教養講座 (2010 11月)
・2011~ 現在  ロータリークラブにて 卓話

他 多数

【著書】

銀座の画廊経営~日本の絵描きさんを世界へ~」  (ファーストプレス社)
「銀座の画廊巡り~美術教育と街づくり~」 (新評論)
「女画商の奮闘記」 (求龍堂)

【メッセージ】
美術に全く ご縁のなかった私が、美術の仕事に携わるようになりました。閉鎖的な
美術の世界ではありますが、多くの人に美術の世界の本当の素晴らしさをお伝え
したいと思っています。出来上がった大人の人たちには、エンジニアだった
私の視点から美術の世界の紹介をしています。

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