“○” と見て、何と読みますか?
2003年の妹との二人展以来、初めて個展を開いた2025年3月。ここから制作活動に力を入れようと決め、タイトルを”○”としました。
スタート地点の「ゼロ」 座標軸の原点である「O」 何もない状態の「空(くう)」 ・・・ 書の作品は文字を用いるため、文字自体の意味が観る人の解釈の助けにもなるし、反対に妨げにもなります。
毛筆を用い、墨の潤渇、線の太細で変化をつけながら空間を切り、語意以上の何かをどこまで表現することができるかを私は常に追究し続けています。
どうぞ、解説を読まずに作品自体をご覧ください。それぞれの作品から皆様ご自身が「書意」を発見していただけましたら幸いです。
hannah Web個展 ○
2025.09.16 - 2025.09.30
Statement
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Artist
hannah
6歳より書を学び始め、師匠の下、古典的な書の基礎を学ぶ傍ら、創作することの面白さを知る。2009年、書道教室を立ち上げ、美しく書く書写のみならず、自由に表現する楽しさを教えている。
一方、教室のみならず、書道パフォーマンス、プロサッカーチームのスローガン揮毫、CMの美術協力、カタログ題字など、多方面で活躍中。
ただ綺麗な字を書くだけではなく、「自己表現の手段、芸術としての書の面白さをグローバルに広める」べく、洋館での個展、大使館イベントへの参加、英語でのワークショップ開催や海外展示会への出展等、国内外問わず様々な手法で書を発信し続けている。
【略歴】
・東京都生まれ
・慶應義塾大学文学部心理学専攻卒業
【資格】
・文部科学省後援 毛筆書写技能検定試験最高位1級
・かな正師範
【受賞歴】
2001年
・「第9回習作と自由書作品コンクール」大賞
2022年
・「第39回書藝選抜展」大賞 等
【個展】
2003年
・「木と魚とその為に」展
【グループ展】
2000年
・中国桂林市中日友好2000年紀念 「書と水墨画」展
2005年
・駐日ポーランド大使館「ナショナルデイ」
2009年
・「αLED’S×素材」展
2013年
・フランス・パリ「ZAKKA」展
2021年
・「第27回臨書と自由書作品展」
2023年
・「日中韓文化交流書作品展2023」
・「第38回国際書法交流」展 等
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