子どもの頃の記憶や感情をテーマに、絵を通して「曖昧さ」や「懐かしさ」を表現しています。作品にはよく子どもや古いおもちゃが登場し、見る人にやさしくも少し切ない気持ちを届けたいと思っています。
【略歴】 1997年 ・中国生まれ 2023年 ・京都芸術大学院入学 2025年 ・京都芸術大学院卒業
【グループ展】 2023年 ・Pre*View 展 2023年 ・ H O P 展 2024年 ・ S P U R T 展
「スイカ」イリン
35,000円
「つむじ」イリン
「カーテン」イリン
「望む」イリン
SOLD OUT
夏の日の鮮やかな記憶を描いた作品だ。口元に広がるスイカの甘い果汁、そして太陽の下で感じる開放感――これらは、夏という季節を象徴する重要な要素だ。この作品では、西瓜の赤と緑、そして背景の青は、鮮やかな色彩の中に夏の明るさを象徴している。
| 素材 | パステル
子どもの頭頂部の旋毛をクローズアップした作品だ。この作品は、日常の中で何気なく目にする子どもの「つむじ」という小さな特徴を、親密な視点で捉えている。それは単なる身体的な特徴の描写ではなく、子どもの成長を見守る者の視線と、その瞬間の記憶を留めようとする意図が込められている。画面に広がる柔らかな色彩と曖昧な形態は、記憶の中で次第にぼやけていく印象を表現している。
祖母の家にあった古いカーテンとそこに差し込む光を描いた作品だ。この作品は、家庭の温もりや懐かしさを象徴している。カーテン越しの光の揺らぎが、記憶の断片としてぼんやりと残っている。カーテン越しの光の柔らかさには、祖母の家で過ごした安心感や懐かしさが詰まっている。
この作品は、前を見つめる子どもの横顔を描いています。 子どもの目には、まだ見ぬ未来への小さな希望や好奇心が映っています。 光ははっきりとは描かず、柔らかくにじませることで、夢や記憶のような曖昧さを表現しました。 はかなく、でも確かにそこにある「願い」や「想い」を感じていただけたら嬉しいです。
| キーワード | #人物画・肖像画