この作品のタイトルは「回」です。紫墨と墨運堂の彩墨「藍」を使用し、二本の筆を一緒に持ちに二本一筆書きに挑戦した拙書です。そして、作品制作費用をより経済的に抑える為に、既製の額装パネルを使用し、作品制作後の背景になる台紙の選定とデザイン構成をし、額装パネルに自ら貼り付け手作りした一点ものを目指しています。 私のコンセプトは、環境汚染、コロナという細菌による社会混乱、戦争、利権争い、インフレ、物価高、今地球は何かが狂い出している。本当にこれからの未来に想いを馳せた時、今一体何が一番大切なのだろうか? 際限なき欲を捨てよと、本来無一物、心身脱落、無我の精神の道元の教えが益々輝いている。 明るく平和で、庶民大衆、子供達、そして高齢者の為の安心な未来が来る事を目指して、大衆文化としての親しみやすく解りやすく、難解な漢字や変体仮名が読めない外国人にも広く親しめる新しい書芸に取り組んで行きたいと思います。
【略歴】 1945年 ・奈良、飛鳥生まれ 1963年 ・立教大学法学部入学 1968年 ・立教大学法学部卒業 1970年 ・創作デザインの書に挑戦 1979年 ・大日本書芸院(理事長阿部翠竹理事長)審査員 1980年 ・彫刻家北村西望に古典美を師事 1982年 ・中華民国(台湾)にて国際文化交流展に出品 2007年 ・横須賀淡交会創立40周年記念式典に際し、お点前用数茶碗数十個に染筆(千宗室大宗匠ご臨席) 2008年 ・大阪大学薬学博士、今西武教授退官記念事業に、創作の書「挑戦、英知、夢、創造」を献上 2017年 ・産経新聞社21世紀国際書会・専管理事・審査員
【個展】 2006年 ・横須賀セントラルホテルにて創作書芸展・テーマ「飛鳥」を開催 2012年 ・横浜市民ギャラリーにて、「デザインの絵墨書と水墨画展」開催・テーマ「絆」東北沖大震災復興と日中友好の「絆」をテーマにチャリティー開催 2018年 ・奈良県橿原文化会館にて「デザインの絵墨書芸展」テーマ「飛鳥の心」を開催 2022年 ・日中国交正常化50周年記念事業として、神奈川県民ホールギャラリーにて「国際芸術家展」に作品21点出品、主催・日中水墨協会 その他、個展は36回開催する。
【著作】 「デザインの絵墨書へのいざない」 「デザインの絵墨書」(飛鳥のこころ)