彼は少年の多感な時期、学校の図書室に居ることが好きだった。
図書室では多くの本との出会いがあり、その出会いこそが彼の「創作活動」の原点である。
彼の作品の特色は、「現実のようで、現実でない…」という境界線の曖昧さだ。
作品そのものは、時には「写真」のように見えるし「水彩画」のようにも見える。
描かれる一つ一つのオブジェクトは、現実のようでいて、実際には存在しない。
彼は、創作の時、特に「光」と「影」にこだわる。表現された「揺れ動く光と影」は作品の持つ独特の世界をより一層明確にしてゆく。
彼が好んで描く「題材」は、ごく身近な場所にある「不思議な世界への入口」だったり、遠い過去に滅び去った「都市の記憶」だったり、深い眠りの中で出会う「見たことのない未来」だ。
少年の頃読んだ「物語」を自身の「フィルター」を通して再構築しているのだ。
彼は作品を通じて、「誰も知らない物語」を創りだしている。
▼経歴
2001年 / 独学でCGを学び始める
2011年 / アーチストとしての活動を始める
2013年 / 「Femme 2013」GALLERY ART POINT、「MOVE展 in Berlin」、「受賞者展」ドイツ・ベルリン
2014年 / 個展「千の世界の孤独」横浜・Art Baboo 146、「日独交流巡回展」ドイツ・テルトウ/鎌倉芸術館、個展「Mellow Time」横浜・Art Baboo 146
2015年 / 「MOVE展 in Berlin」ドイツ・ベルリン、「Spring Selection 2015」GALLERY ART POINT、「MOVE展 in New York」ヲウチギャラリー(ニューヨーク)、「MOVE展 in Istanbul」トルコ・イスタンブール
2016年 / 「SharArtAward 2016」横浜・赤れんが倉庫 審査委員特別賞受賞、「MOVE展 in Tasmania」オーストラリア・タスマニア、「Spectrum 2016」GALLERY ART POINT
2017年 / 2人展「Hallucination of 3DCG 夢の残像」横浜・AAA GALLERY、個展「繭夢」GALLERY ART POINT.biz
2018年 / 「第16回 NAU21世紀美術連立展」国立新美術館 展示室1A 、「DISCOVER THE ONE JAPANEASE ART 2018 in LONDON」MENIER GALLERY(ロンドン)
2019年 / 「第17回 NAU21世紀美術連立展」国立新美術館 展示室1A 、「創造者たち 発刊記念展覧会」金沢21世紀美術館 市民ギャラリーB、「SHIBUYA STREET GALLERY」渋谷駅周辺(野外展示)、「美と創造の巡礼展」エウヘニオ・グラネル財団美術館(スペイン)
他、国内外のグループ展等多数参加
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