はじめまして。瀬兎谷颯と申します。
東北にて創作活動をしております。
10代にて東北現代美術協会(北展)にて入選させいてただいた後、20歳の時に人種のモザイクと呼ばれる北米カナダ・オンタリオ州に語学留学をし、様々な異文化・国籍が融合する大都市で様々な出会い・学びの機会を得る事が出来ました。帰国後はグラフィックデザイナーや作家を中心に、時々絵のお仕事をさせていただきながら30代半ばまで創作活動をしておりましたが、色々な人生の節目や分岐点で溜まりに溜まったこれまで消化できなかった事が、一気に押し寄せてしまい、創作活動も生きていく事も、全てに対して立ち上がりがキかない状態に陥ってしまい、5年間ほど塞ぎ込んでしまいました。初期の頃はなんとか創作に向かうも、どうしても立ち上がりきれない…。そんな時、ご縁でテレビ局の報道部でニュースのグラフィックのアルバイトをする事になり、バキバキの社会人様方々とご一緒する中で、一歩づつ「心が大人になってきた」事で消化不良で苦しんできた事を消化する事ができるようになり、心身ともに元気になりました。報道部のお仕事を卒業後、そこから少しづつまた描き始めて国際水彩画交流展にて入選。現在はグラフィックデザイナー・ECショップ・Web制作のお仕事をしながら、絵画の方は飾って下さっているお店を通して、またはご依頼があった場合はご要望に応じて制作させていただきながら販売させていただいております。日々地道に東北の緑豊かな大自然に囲まれてヒッソリと生きながら創作活動に励んでおります!
私自身のコンセプトは、「生かされている事」をテーマに作品を描いているトコロが強いです。
塞ぎ込んだ5年間、私は何故か頻繁に山奥で木に抱きついておりました(笑)もう、自然の何を見ても泣けてくるのですよ(汗)どうして、きのこは勝手に生えてくるのだろう?どうして雨は降ってくれるのだろう?木漏れ日はなんて美しいんだろう?…とか。何故か心はブッ壊れているのに目に映る全てが絶望的に美しく感じたのですョ(汗)そして、その美しさに癒されて少し元気よくなってきたら、そこから沢山の人に生きる事を支えてもらい社会復帰に向かってゆけました。こんなにも不器用な私なのですが、一生懸命生きようとしたのは、「生かされている」と教えてくれた大自然や、優しさと強さを与えて下さった方々がいて下さったから。塞ぎ込む前と、今ではやはり、作風がカナリ違ってきました。それはたぶん、目に映る世界が、愛おしく感じますし、何か目に止まって描きたくなったモノは「何かのシグナルやメッセージ」を届けようとしてくれているように感じるトコロです。ソレに耳と目を傾けるように大切に、たいせつに描いています。
【受賞歴】
東北現代美術協会(北展)にて入選・国際水彩画交流展にて入選