絵具は空間であり、空間は海であると考えています。 奥があり、層が重なっていく中を探っていくように捉えていく時、触れられる場所、冷たい場所、手を踏み外してしまいそうな場所を経て、暖かそうな光が散乱する水底に吸い込まれてもいいとすら思います。 絵具層を重ねることで、何層も重なった海を摺り切りまで浸したような絵画を描いています。
【略歴】 2004年 ・神奈川県生まれ 2024年 ・武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻入学