使いようによって表情豊かで美しい線が生まれる葦ペン(川原などに自生する葦の茎を自分で削ってペンにしたもの)との出会いが絵を描き始めるきっかけでした。五感が感じるそのままを表現して素直に心地よく心が喜ぶ絵を描きたいと思っています。風景を描くことが多いですが、人物や静物、動物などなんでも描いています。
【略歴】
1951年
・福岡県飯塚市に生まれる
1970年
・嘉穂東高等学校を卒業後、九州産業大学芸術学部デザイン科入学
1971年
・大学を中退して沖縄石垣島を中心に放浪の旅に出る
1985年
・福岡県飯塚市の葦ペン画家諸藤浩之先生の誘いで葦ペンスケッチを始める
その後仕事(グラフィックデザイン)の合間に当時バブル期再開発で変わりゆく福
・岡市の町を独学でスケッチしながら葦ペン画を習得
1987年
・地元情報誌の出版をしていた秀巧社の人に絵を気に入られ、福岡秀巧社ギャラリーにて初の個展を開催
・新聞、TV等で報じられるようになり、以後各種ホールや銀行ロビー、市美術館や民間のギャラリーなどで年に1~2回の個展を積み重ねていく
1988年
・岩田屋百貨店とMHKが主催するコミュニティカレッジの講師を始め7年間務める
1991年
・スペインに1か月のスケッチ旅行に行く
・ART BOX大賞の公募展で入賞し東京六本木で作品展を開催
・その後春日水彩展屋一枚の絵などの公募展で入選
2002年
・葦ペン画家として独立、葦ペン画の教室も始める
2003年
・アクロス福岡10周年記念の合同作品展に招待される
2004年
・イングランド一周の1か月スケッチ旅行
・前年のアクロス福岡作品展出品者有志ででAクロスの会を発足し「第1回Aクロスの会作品展」を開催。以後毎年3月に開催中
・葦ペン画教室による「ぶらり葦ペンの会作品展」を開始し、以後毎年開催している
・初の画集「ぶらり福岡の街」出版記念作品展をアジア美術館で開催
2006年
・個展「街には物語がある」作品展をアクロス福岡にて開催
2007年
・福岡国際ホールロビーにて五行歌とのコラボ作品展開催
2009年
・個展「空からの便り」作品展を福岡市美術館にて開催
2010年
・3冊目の画集「ぶらり福岡の旅」原画作品展をアジア美術館で開催
・アートスペースMOPにて「中村洋一の仕事」展展開
2012年
・ギャラリー風で「福岡の街12か月の風景」展開催
・博多阪急にて行われた合同出品店に参加
2014年
・ギャラリー風で個展を開催
2015年
・葦ペンスケッチ30年記念展を福岡市美術館特別展示室Bと福岡アジア美術館企画ギャラリーとで2部に分けて展開、30年間の葦ペンスケッチの足跡をたどる400点余りの作品を展示
2019年
・ピースボートにて105日間の地球一周のスケッチ旅に出る
・福岡市美術館にて「地球一周スケッチの旅」展開催
2022年
・海外でスケッチしてきた作品の集大成、188点の「海外の作品展」を開催
現在11の葦ペン画教室を持ち、福岡が葦ペン画文化の町となるよう福岡を根城に活動中
【著書】
「中村洋一葦ペンスケッチ集 ぶらり福岡の街」(2004年、海鳥社)
「中村洋一葦ペンスケッチ ヨーロッパの美しい町並み」(2008年、海鳥社)
「中村洋一葦ペンスケッチ画集 ぶらり福岡の旅」(2010年、海鳥社)
「中村洋一葦ペンスケッチ画集 第101回ピースボート地球一周の旅」