中学の頃、美術の授業で習ったペン画という絵の描き方。黙々と模様を描いたり、ひたすらに線を描き込む作業は、私の性に合っていました。 初めは、ひたすらに描き続けることのみを繰り返し行なっていましたが、いつからか自分の感情や心情、自分の好きなものを描いていくようになり、自分の心の写し鏡のような存在になりました。それが私の絵です。
【略歴】 2001年 ・長野県生まれ
【個展】 ・経歴なし
【グループ展】 2022年 ・ギャラリーiyn「私の世界展vol.3」
「百宝TAKARA」ムズカナミ
100,000円
「蹲る感情」ムズカナミ
1,000,000円
作品を正面から見て 右側は、自然を中心に描き、動物的幸福や価値を自分の中で集めた物。 左側は、人の欲望、分かりやすく宝石や金などをかき集めた物。 それら全てが私の宝(TAKARA)として一枚にまとめました。 英語で描くならtreasureなのではとも思いはしましたが、タカラというイントネーションが好きであえてTAKARAとしています。 文字には私個人の好みを多く取り入れて描いています。 …そして上記すべての物がいずれ燃え尽き、消えて無くなるでしょう。人生は欲望のまま生きねばと思う次第です。
| キーワード | #ペン・鉛筆・色鉛筆画
闇の中、硬く鋭い骨がさまざまな色の感情を乗せて蹲る(うずくまる)。この作品は背骨がネジのようにぐるりぐるりと回転している様子を描いたものになります。 硬く強張る骨の堅牢さと背骨のしなやかさにこだわりました。 この絵に限ったことではないですが、私の絵は観る人に感想を委ねることが多くあります。 そうすることによりさまざまな解釈を得ることができるからです。 そこで考えたのが 「人が見た時、多くの解釈を得られる物は何か?」 その答えが感情でした。 さまざまな色を使い、さまざまな色を内包し、その人の好きな色、感情を感じて欲しい。 そんな作品です。 (ボールペン使用)