大学では主にデザインを学び、現在はアニメーション制作を主軸に活動しています。 「壁をつくらず誰にでも伝わること」を意識してアニメーションを制作する中、作品コンセプトを自身の中で整理・探求するための行為として絵を描くことがあります。 その一側面をここに展示させていただいております。
【略歴】 2019年 ・武蔵野美術大学入学 2023年 ・武蔵野美術大学卒業
【グループ展】 2023年 ・4月 ミラノ・サローネサテリテ2023 出展
「“ 闇 ”」見谷凌
2,500,000円
「“ 光走 ”」見谷凌
「“ 明 ”」見谷凌
「“ 火取蛾 ”」見谷凌
現在制作中のアニメーション作品『陽だまり』のコンセプトです。 4点組のうちの1点で、タイトルの通り闇を表現しました。 闇とは何か、ということを考えながら描いた作品です。
|素材| キャンバスに鉛筆、アクリル絵具、ジェルメディウム
|キーワード| #動物画 #ファンタジー・幻想 #昆虫 #夏 #黒|ブラック
現在制作中のアニメーション作品『陽だまり』のコンセプトです。 4点組のうちの1点で、タイトルの通り光走(蛾などの虫が街灯にたかる現象)を表現しました。 だんだんと光に近づいていく様子にこだわり制作しました。
|キーワード| #動物画 #ファンタジー・幻想 #昆虫 #夏 #橙|オレンジ #青|ブルー
現在制作中のアニメーション作品『陽だまり』のコンセプトです。 4点組のうちの1点で、タイトルの通り明を表現しました。 明とは何か、ヒトリガにとっての終着点を考えながら描いた作品です。
|キーワード| #動物画 #ファンタジー・幻想 #昆虫 #夏 #橙|オレンジ #黄|イエロー
「飛んで火に入る夏の虫」という言葉がある。 これは中国の歴史書『梁書』「到漑伝」に記された言葉が元とされており、そこで登場する虫は「火取蛾」であるという説がある。 この言葉の意味は、蛾が持つ本能的な習性によって、不本意に自ら災いのもとへと飛び入ってしまうことを指す。 この「不本意」の部分について、一般的な解釈では「行く先に災いがあることを知らずに」とされているが、私はこの部分を「行く先に災いがあることを知っていながら」と解釈した。 前者よりも残酷な解釈となるが、この方がより、多くの人を苛む葛藤を表すのではないだろうか。 それは恋かもしれないし、夢かもしれないし、怠惰かもしれない。