幼い頃から絵を描き続けて来ました。仕事や人間関係ばかりに気を取られる10代〜30代を過ごす中、絵を描かない日常に違和感を覚え、手近なペンを使ってもう一度、絵を始めました。
ペンの、素早く描き始められるところや描き味といった特性を活かしながら、心の赴くままに、自由に線を重ねたり、線の密度やバランスにこだわったりしながら、空間作りをします。
そうして出来上がった空間とあらためて向き合い、今まさに気にしていた事柄や過去考えさせられたこと、感動した景色などと絵に通ずる部分を見出して、納得のいくタイトルをつけるまでが作業工程です。
意図的、計画的にあらかじめ練った上で制作することは少なく、制作の際に出来る限り無心で取り組むことによって自然に、人生とつながりのある作品が出来上がって行き、日常の苦しさや言葉にならない無意識が整理されてゆく過程が、私の現在の、絵との向き合い方となっています。
【略歴】
1981年 静岡県出身
2019年 横浜AAA GALLERY 『ペン画の世界展〜第Ⅴ画〜』出展
2020年 静岡県内にて初個展『mihペン画展』
2021年 横浜AAA GALLERY 『ペン画の世界展〜第Ⅷ画〜』出展
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