絵を描くことに真剣に向き合うため、会社を早期退職し、大学で日本画を一から学びました。
遠回りのようでいて、そのすべてが今の表現へとつながっています。
日々の暮らしの中でふと心に留まった風景や気配を、ただ写すのではなく、一度自分の中で静かに受け止め、時間をかけてかたちにしています。
岩絵具ならではの澄んだ発色と、重なりによって生まれる奥行き。その一枚の中に、静けさや余韻、そして見る人それぞれの記憶に触れるような世界を宿したいと考えています。
作品が、日々の暮らしの中でふと心をほどくような存在となり、長く寄り添う一枚となれば幸いです。