長年培ってきた日本の精神性や美意識に深い敬意を払いながら、デジタルという新たな技法で独自の日本画表現を切り拓いている。梵禅氏の作品は、伝統への畏敬と現代への問いかけが静かに共存し、見る者に深い余韻を残す。各地の展覧会で共感を呼んできたのは、その制作姿勢に一点の偽りもなく、人生観そのものが画面に刻まれているからだろう。今後、この独自性がどのように発展していくのか引き続き注目したい。
デジタルアートにして手書きの筆致感のある、温かで心揺らぐ作品を目指しています。日本文化、昭和大正のレトロ感の再現、かつ、新たな試みによる日本画を世界に発信したいと思います。
【略歴】
・東京都生まれ
・玉川大学教育学部卒業