「何を込めているのか」と、問われたら何も込めてはいないとしか答えられないのだけれど。私の絵を見てくださった方が何かを感じ取ってくれたなら、それはその方の感性がすくい取ってくれたからではないかと思うのです。
人の手が育んだ花や、ブロックやアスファルトが削れ砂に還った場所に根付く草花、時間をかけて朽ちていく人工物。
楽しみにしていた草花が刈られたり淘汰されたり。
そういう一つ一つの出来事が私の中で落としこまれた時モチーフとして生まれ変わる。
それは時として十数年の時を経て今の私と過去の私を繋げたりするのです。
大きく心を揺さぶるわけではないけれど、確かにそこに存在し、ふと出会う。
時間という変化の中で。
牧野智さ子Web個展 時の行方
2025.10.01 ~ 2025.10.15

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牧野智さ子
日常の中に刻まれたささやかな変化を描いています 水彩画は色褪せたあとも絵として楽しめたらと下書きの鉛筆デッサンを丁寧に入れています ペン画はモノクロの中に色が見えるような絵にしていきたいです。
掲載作品はスマホで撮ったものです。色はできるだけ近づけるよう調整してますが完全には再現できておりません。ご理解いただけると幸いです。
実際には写真よりも少し優しい印象になるかと思います。
【経歴】
福岡県在住
独立美術協会松尾健一氏に師事、仕事をしながらデッサンを学ぶ
水彩画、ペン画は独学
【個展】
2009年2月 カジキ美術画廊にて初個展
2013年7月 カジキ美術画廊にて個展
2014年12月 カジキ美術画廊にて個展
2020年3月 カジキ美術画廊にて個展
2024年11月 カジキ美術画廊にて個展
2025年10月 日本橋art.jpにてweb個展
〜時の行方〜
会場
日本橋Art.jp
会期
2025.10.01 ~ 2025.10.15