東京芸術大学デザイン科を卒業後渡米、帰国後デザイン事務所開設、カネボウ、日航、三井銀行、読売新聞の広告担当をする。毎日広告賞、中日広告賞、準雑誌広告賞受賞。
その後、長年にわたり大学、大学院でデザイン(意匠学・色彩学)の教授として指導に当たる。
現在は色彩とデザインを最大限に表現できる抽象画をアクリル画で制作している。
不安定な奇をてらう芸術ではなく安定した精神性をキャンバスに表現することが今の課題である。
パリ国際サロンでの個展において
パトリス・ド・ラ・リぺエール「ユニベール・デザール」編集長より
「いずれも分類されない神秘的な作品。まるで万華鏡のようにYoshioka Toruの作品は動き、変化する。見るたびに角度によって、それらは異なる側面に気づかせる。それはきわめて知的な働きかけ。この作品が巧みに使い分ける色彩は凹凸や奥行きを与え、作品を照らす光源を生み出す。
それら作品は宗教的思念を感じ、中でも『回向 Parinamana』には感嘆させられた。異なるモチーフがちりばめられ、宗教的、伝統性への敬意を見た・・・」との評価を頂いた。
東京芸術大学美術学部デザイン科卒
JIAS日本国際美術家協会会員
WORKS 作品
INTERVIEWインタビュー
吉岡徹
絵を描き始めたきっかけを教えてください。
小学校低学年の頃、美術の授業でデッサンの課題があったとき、同級生が書き方がわからずに思い悩んでいる中で、私は母から教えてもらった遠近法を使って道を描くことができました。また、美術でニコライ堂の風景を描いたところ、大手の新聞に掲載されました。その流れで日展に出品したところ、最年少受賞を果たし、周りの人がびっくりしていました。学生の頃から絵を描く才能を持ち合わせており、事もなげに絵を描いては、先生や友だちなど周囲から褒められることが多かったです。
東京藝術大学を卒業後にニューヨークへ渡米しました。ポップアートの先駆者であるアンディウォーホルなどから刺激を受けて帰国し、大手百貨店のデザイン事務所に就職しました。その後、30代前半で独立し、大手メディアの広告を担当しました。長年にわたり大学、大学院でデザインの教鞭をとった後、70歳で自身の創作活動を開始しました。
「Insense」
作:吉岡徹
デザイナー時代と現在の創作活動の違いは何ですか?
デザイナーをしていた頃と現在では創作活動の方向性が全く異なります。スポンサーがついているとレイアウトや規格などの制限が発生します。もちろん、ビジネスとしてデザインを行い金銭が発生するので、スポンサーの意向に沿った創作をするのは当然なのですが、私にとっては神経がすり減ってしまうこともありました。束縛のない表現制作をしたいという思いが募り、独立しました。その後、大学、大学院で意匠学、色彩学の教員を定年退職した後に、自分の心が向くままに抽象画の制作を始めました。今の創作活動は純粋美術と言えると思います。
「手印」
作:吉岡徹
現在の創作活動における思いやインスピレーションの源を教えてください。
実は、現在の創作は精神衛生のために行っているところがあります。ストレス発散になっているんですよ。自分の心身の健康のために、何事にもとらわれることなく絵を描いています。私は現在82歳ですが、年齢を重ねるにつれて神仏に惹かれるようになりました。休日には時折、神社仏閣を訪れますが、創作につながるインスピレーションを得ることもあります。
幾何学形態の作品をフランスで開催した個展に展示したこともありますが、そこで『キュビズム』に似ていると評価を受けたことがありました。ピカソやブラック、日本ですと東郷青児や岡本太郎の作品には影響を受けましたから、近い表現になるのかもしれません。
ご自身の作品について、最も自分らしいと思う作品を教えてください。
昨年に描いた『無漏』は、最も自分らしい作品です。色彩も形もすべて自分が訴えたいものを表現できました。無漏とは、穢れがないことや煩悩がないことを指す仏教用語です。煩悩に惑わされながらも成長し続けようとする心の在り方は、人生そのもののように思います。
「無漏(むろ)」
作:吉岡徹
今後の作品制作に向けての思いを聞かせてください。
年を重ねるごとに体力が衰えていきますので、大きい画を描くことがだんだんと体の負担になっていくとは思うのですが、抽象的表現は今後も続けていきたいです。今取り組んでいる表現には終わりが見えないですから。
幾何学的形態は、いろんな視点から鑑賞していただくと変化を楽しめると思います。1つの視点として、神仏に感謝したくなる気持ちを思い起こしていただければ嬉しいですね。
デザイナーとしての豊かなキャリアを経て、純粋美術の道へ。束縛から解放された表現は、煩悩と向き合いながら成長し続ける人間の心そのものを映し出す。幾何学的形態と色彩が生み出す万華鏡のような世界は、見る者の精神状態や視点によって無限の表情を見せる。今もなお「表現に終わりが見えない」と語る吉岡徹氏。その探求心と創造への情熱は衰えることなく、今後さらなる深化を遂げていくだろう。これからの活躍に大いに期待したい。
EXHIBITIONS 展覧会情報
2023.08.07 - 2023.08.13
Geometric illusion展 幾何学的表現の追求
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アーティスト・吉岡徹の作品を
「Gallery Gen-so-ka」にて取り扱い開始いたします
掲載アーティスト・吉岡徹の作品を 東京・日本橋のギャラリー「Gallery Gen-so-ka」にて取り扱い開始いたします
東京日本橋のアートギャラリー「Gallery Gen-so-ka」(東京都中央区日本橋蛎殻町2-2-3)にて、
日本橋Art.jp掲載作家・吉岡徹作品の展示販売が開始されました。
日本橋を拠点にアートを発信する2社と業務提携を行い、双方が目指すアート業界の活性化に向けて力を入れていきます。
お近くにお越しの際はぜひ「Gallery Gen-so-ka」にお立ち寄りいただき、展示作品をご覧頂ければと思います。
●Gallery Gen-so-ka常時1000点の在庫と150点の展示でお出迎え。
重い扉を開ける必要もありません。店内の雰囲気を想像する必要もありません。
店員の接客に緊張感を覚えることもありません。
通りからワンステップで入れるオープンドアなギャラリー。
住所:〒103-0014東京都中央区日本橋蛎殻町2-2-3 1F
TEL:03-3666-6032
●吉岡徹|Yoshioka Toru東京芸術大学美術学部デザイン科卒
JIAS日本国際美術家協会会員
カネボウ、日航、三井銀行、読売新聞の広告を担当。
毎日広告賞、中日広告賞、準雑誌広告賞受賞。
著書に「生活造形の美意識(家政教育社)」、「新編色彩科学ハンドブック(東京大学出版会)」など多数。
● 主催:日本橋Art.jp歴史と伝統が息づく日本橋の中心地から、普遍的な価値を持つ絵画や美術工芸品を国内外に向けて厳選して発信すると同時に、
現代アートの最新情報や注目の若手作家の作品も充実したラインナップで提供しています。
今までにない魅力的なアートの世界を、ぜひ堪能してください。
運営会社:株式会社韋駄天住所:〒103-0012東京都中央区日本橋堀留町2-2-1 住友不動産人形町ビル
TEL:03-6264-8788
2024.05.01 - 2024.05.15
吉岡徹Web個展
Geometric illusion — 幾何学的表現の追求 —
今回「Geometric illusion展」に発表できる事は喜びです。
● 吉岡徹|Yoshioka Toru
東京芸術大学デザイン科を卒業後渡米、帰国後デザイン事務所開設、カネボウ、日航、三井銀行、読売新聞の広告担当をする。毎日広告賞、中日広告賞、準雑誌広告賞受賞。 その後、長年にわたり大学、大学院でデザイン(意匠学・色彩学)の教授として指導に当たる。 現在は色彩とデザインを最大限に表現できる抽象画をアクリル画で制作している。 不安定な奇をてらう芸術ではなく安定した精神性をキャンバスに表現することが今の課題である。 パリ国際サロンでの個展においてパトリス・ド・ラ・リぺエール「ユニベール・デザール」編集長より「いずれも分類されない神秘的な作品。まるで万華鏡のようにYoshioka Toruの作品は動き、変化する。 見るたびに角度によって、それらは異なる側面に気づかせる。それはきわめて知的な働きかけ。この作品が巧みに使い分ける色彩は凹凸や奥行きを与え、作品を照らす光源を生み出す。 それら作品は宗教的思念を感じ、中でも『回向 Parinamana』には感嘆させられた。異なるモチーフがちりばめられ、宗教的、伝統性への敬意を見た・・・」との評価を得る。