物心ついたころから絵を描くことが好きでした。
大人になって選んだ職は、グラフィックデザイナー。
長いあいだ、「依頼者さんの願いをかなえる職人」として活動してきました。
でも、デザイナーとしての作品は、イベントのときや、冊子を開くとき等、
ほんのいっときで、役目が終わるもの。
「もしも、私の作品たちが、皆さまに、いつまでも
やさしい思いや、ほっとする気持ち、
大切なものを、届けることができたら。
そして、手にとってくださった方の日々を、
そっと見守り、あと押しする存在になれたら…。」
そんなふうに夢見ながら、絵筆をとっています。