私は球体を散りばめた特徴的な油彩の作品を多く制作していました。
作品の中に現れる球体は命の種(たね)を意味しています。種(たね)は
物事の始まりで『これから』の未来と希望に満ちた思いで描き続けていま
した。命の種(たね)がいろいろなところに飛散し、根をはやし、芽が出、
花が咲いてくれたらと、それが未来に繋がると漠然と考え描いていました。
以前、雑誌にも記載していただいたのですが災害から受けた命に対する
死生観。死を目の前にする命の境界線を目の当たりにしました。
私の中の何かが大きく変わり、変化が生まれました。変化後は試行錯誤
でした。近作での命の芽生えを強く表現すること。具体的で可視化した
象徴的な何かを描くことを考え、観たままを描くのではなく、観て感じ、
感じたままを描くことにより人の心により強く残る命の形と考えるように
なりました。まだまだ納得がいくまでは到達していませんが、今は花を
象徴的な何かと捉え作品に描いています。
そして、以前(かなり昔から)より画面中の奥行への違和感に疑問をいだ
いていたモヤモヤしたものがあり、タイルやコンクリートと言ったような
壁面を用いて面を意識した表現を試みたいと強く感じるようになりました。
私にとっての境界線は、表現の追求と同じように今もなお継続しながら、より強く意識でき、作品を見た人にも印象に残るような、私なりの世界観で死生観の境界を表現できたらと、面にこだわりながら日々格闘しています。
最近は個展も愛知、東京と交互に開催しています。直近から25年3月に愛知県豊橋市で個展/24年7月に東京日本橋で個展/24年3月に愛知県新城市で個展と、タイトルは東京の個展から境界のはざまと私の変化後を意識した作品制作での発表が続いています。
個展以外も企画展に参加するなど、機会を与えていただくことがあり、
スケジュールもタイトになる時期もありますが、手は休めず、表現の追求は変わらず継続していけたらと考えております。
【経歴】
1970年
・愛知県生まれ
1988年
・名古屋芸術大学絵画科洋画専入学
1992年
名古屋芸術大学 絵画科洋画専卒
2022年
自由美術協会会員推挙 (’22~会員)
【個展】
2019年
・Cafe&Gallery gradual・愛知県『少し先の未来へ』展
2022年
・ガルリ.ラぺ・愛知県『 JOKEI(じょうけい)』 展
・Cafe&Gallery gradual ・愛知県『幸せの種を蒔くと』展
2023年
・Gallery AND LINKS81・東京都 『流と留(るとる)』展
・すわまちカフェ・愛知県 『流と留(るとる)』展
2024年
・コメダ珈琲しんしろ店・愛知県『山本清人展 』
・Gallery For You・東京都 『wall・境界のはざま』展
2025年
レストラン・ボン・フャン・愛知県『境界のはざま』展
【海外展】
2019年
・中国・モンゴル国際油絵展(推薦招待出品)(内蒙古美術館/中国・内蒙古自治区)
2020年/22年
・ギャラリーデュマレ・仏・パリ『パリ国際サロン推薦展』
2021年
・Palette Art space・タイ・バンコク『CROSS OVER Vol.30』展
2022年
・GALLERY MAX・米・ニューヨーク『COOL JAPAN MOVEMENT in New York2022』展
2023年
・Jockey Club Creative Arts Centre・中国・香港特別行政区『CROSS OVER Vol.43』展
2023年
・Returns/HarbourNorth ・中国・香港特別行政区 『CROSS OVER Vol.43 Hong Kong』展(企画招待)
・ GALLERY MAX・米・ニューヨーク『CIACCA NY ARTFAIR2023』展
【アートフェア・プロジェクト】
2021年
・アーツ千代田3331・東京都 『 3331ART FAIR 2021 』
2023年
・ 二川地区古民家・愛知県『駒屋・三ツ田屋 ART PROJECT 2023』展
他グループ展多数
【雑誌掲載】
2024年
・ 月刊GALLERY 7月号 (P.40)
・ 365ArtMagazine (P.45)
※太字は企画
【受賞歴】
2019年
・自由美術展 佳作賞受賞